「ビッグバン以前にも実際に時間は存在」英大学が提唱! 超時空な特異点「ヤヌスポイント」の先の並行宇宙がヤバい

tocana / 2019年1月30日 7時0分

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 宇宙の誕生とみなされているビックバン以前から、すでに宇宙はそこにあった! 海外メディアが報じた並行宇宙の実在をほのめかす新学説だ。

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■従来の常識「ビックバン」とは?

 今日では「ありとあらゆるもの」の始まりがビックバンに起因することが、科学的な常識として広く認知されている。

 およそ90年前、ベルギーの天文学者であるジョルジュ・ルメートルは渦巻銀河の後退を観測し、宇宙が絶えず拡大しているという仮説を打ち立てた。拡大の原因は、時計の針をさらに巻き戻し続けること138億年の昔に存在した「特異点」である。

 当初はこの仮説に懐疑的だったアインシュタインも、後には生涯で最大の過ちであったと認めるほどに、ルメートルの仮説は優れていた。かくして宇宙は特異点、すなわちビックバンから生じたとの見解が定着するに至ったのだ。

 特異点における宇宙は信じられないほど小さい容積に収まっていたという。理論物理学の第一人者であった故スティーヴン・ホーキング氏は、その状態について以下のように説明する。

「ビックバンの瞬間には、宇宙の全ての事象は、それ自体の上に折り重なっていたことでしょう。密度は無限であったはずです」(スティーヴン・ホーキング氏)

 また、ホーキング氏は直近のインタビューで、原始の時空間の容積を南極点に例えることもあった。

「南極点の南には何も存在し得ないように、やはりビッグバンの前にも、何も存在しなかったわけです」(同)

■物理学界を分断する特異点

 さりながら、他の物理学者からは、ビックバン以前に何かがあったとの主張も聞こえてくる。

 特異点の裏側に時間が逆方向へと進む「ミラーユニバース(鏡の宇宙)」が存在すると提唱するグループがあり、加えて別のグループは、宇宙は単に伸び縮みを繰り返しているという「ビッグバウンス説」を唱えているのである。

 こうして有力な学者たちの間でも見解が分かれてしまうように、特異点の扱いは物理学上の重大な懸案のひとつなのだ。

 だが、全く新しい発想からこの難題の答えを見いだそうとする向きもある。ある研究者らは時空間の地図をその中に存在する物質と区別することによって、空間を縮小するという既存のモデルの解釈を刷新した。

 具体的には、時間を巻き戻すにつれて、宇宙の構成物の相対的な位置とスケールは二次元のパンケーキのように平らになる。そうして、従来はビックバンとして扱われていた一点を通過したところで、前と後が入れ替わって三次元に立ち戻るといった解釈だ。

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