南極に“超巨大な穴”が空いた恐すぎる理由とは!? 塞がるまで数十年、地球レベルの影響も… ヤバい事態が進行中!(最新研究)

tocana / 2019年5月17日 14時0分

 ポリニヤはその周辺に災いを招くものではないのだが、気候に影響を与える可能性があるため、科学者たちは地球温暖化の現状を考えるとポリニヤの出現について慎重にならざるを得ないという。ポリニヤ単体では気候変動にそれほどの影響は与えないが、その数が増えればこれまでの我々の気象学が通用しなくなる事態に発展するかもしれないのだ。

「穴の大きさを考えると海洋上のポリニヤは、深い水深での激しい対流によって海洋循環を変え、局所的に、地域的に、そして潜在的には地球規模での気候に影響を与えます。これには地域的な大気循環、地球規模の混合循環 、南極の深層水および底層の水の性質、ならびに海洋の炭素吸収への影響が含まれます」(研究論文より)

 これらのポリニヤが突然影響を与える可能性がある領域は驚くほど多岐に及び、より頻繁に発生するようになるリスクはかなり高いという。以前の研究では温暖な気候の下では、地球の極でのサイクロン活動が強まり、温帯低気圧が南極にますます近づくことを示しているという。

「今回の研究では私たちはポリニヤとサイクロンの関連を提示しました。これらの地域は、より激しいサイクロンにさらされるため、ポリニヤ現象は暖かい気候の下でより頻繁に起こることが推測されます」(研究論文より)

 地球温暖化によってポリニヤが発生し、その影響で地球の気候が変動するという“悪循環”が地球温暖化を更に加速させるということであれば、我々の地球の将来はますます不気味なものであると言わざるを得ないのかもしれない。
(仲田しんじ)

※イメージ画像:「Gretty Images」

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