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17歳に酒提供でホスト経営者逮捕 青母連・玄秀盛氏「氷山の一角」「売り掛け禁止条例を」

東スポWEB / 2023年11月18日 6時13分

玄秀盛氏

東京・新宿歌舞伎町のホストクラブで高校3年の女子生徒(18)に酒を提供したとして警視庁は17日までに、風営法違反(未成年者への酒類提供)の疑いでホストクラブ経営者の堤一彰容疑者(37)を逮捕した。

逮捕容疑は3月にホストクラブ「ARCANA」(アルカナ)で当時17歳だった女子高生が20歳未満だと知りながら酒を提供した疑い。堤容疑者は「17歳とは知らなかった」と容疑を否認している。

また警視庁によると女子高生は代金を支払うために歌舞伎町の大久保公園で立ちんぼやパパ活を行って店に計約170万円を支払っていたという。

最近では、ホストが売り掛けシステムを利用し、多額の借金を女性に背負わせる被害が社会問題化している。売り掛けとは、客の飲食代をホストが一時的に立て替え、その後に客に後払いさせるシステム。昨年の法改正で成人年齢が20歳から18歳にとなって以降、若い女性の被害が増加している。

ホスト被害者を支援する「青少年を守る父母の連絡協議会(略称・青母連)」代表の玄秀盛氏(67)は今回の事件について「(高校生に酒を提供したという話は)これまでにも聞いたことがあるし、氷山の一角。歌舞伎町では日常茶飯事」と明かした。続けて「明らかに低年齢層を狙っている」とその悪質性を指摘する。

まだ判断力の乏しい未成年の女性に恋愛感情をダシに多額の借金を背負わせ、売春などをそそのかす悪質なケースも見受けられる。今年7月に青母連を立ち上げた玄氏のもとには、被害者の親たちから「娘を救いたい」と多くの相談が寄せられている。現在、問題解決のため売り掛け禁止条例の必要性を訴え、署名活動を行っている。

こうした現状を受け、行政も動き出した。同日、新宿区の吉住健一区長は記者会見で「売掛金が一定以上にならないようにするなど、自主規制のルールを作るようにホスト業界に自粛を要請する」と述べた。

これに対し、玄氏は「自粛を求めてくれただけでもありがたい。自分としては何としても売り掛け禁止の条例を作りたい」と話した。

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