【大相撲】大の里はなぜ先場所でつまずいた？ 栃ノ心氏「優勝して疲れているのかなと…」

名古屋場所で９勝に終わった大の里

大相撲の元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏（５６）によるユーチューブチャンネル「貴闘力部屋」に、元大関の栃ノ心氏（３６）が出演。秋場所（９月８日初日、東京・両国国技館）を展望した。

栃ノ心氏は、秋場所の成績次第では大関昇進の可能性がある関脇大の里（２４＝二所ノ関）に注目し「大の里が入ってきて、新しい力が入ってくると、お客さんの楽しみも違う。若手が上にあがっていくのがいい。お客さんも、すごく楽しみだと思いますね」と期待。秋場所のＶ候補にも「大の里に優勝してほしい」と猛プッシュした。

一方で、栃ノ心氏は大の里が７月の名古屋場所で９勝に終わったことについて「先場所も大の里に期待していた。もうちょっといい結果を残せるんじゃないのかなと、見ていて思った。９番で、ちょっと残念。先々場所（５月の夏場所）で優勝して、まだ相撲界に入って時間がたってないし、まだ体が慣れていないんでしょうね」と分析する。

さらに「やっぱりアマチュアとプロは違いますから。体が慣れてきてなかったところで優勝して、いろいろなところでイベントやったりとか、地元に帰ったりとか。先場所の相撲を何番か見て、ちょっと疲れているのかなと。優勝した後に予定がバンバン重なって、次の場所まで時間がなくて。見ていてそんな感じなのかなと。いつもより軽かったし、負け方が」と指摘した。

その上で、栃ノ心氏は「だけど、その経験もしたから。（夏の）巡業でどういう稽古をしていたか分かりませんけど、その忙しさの経験もして、次の場所が来るので、頑張ってもらいたいですね」と期待の大器にエールを送っていた。