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故木村花さん中傷訴訟で母・響子さん、反訴女性の請求棄却 〝第三者〟に振り回された可能性

東スポWEB / 2024年8月31日 6時9分

木村花さんの母・響子さん

プロレスラーの木村花さんがSNSで誹謗中傷を受けて自殺した問題で、母親の響子さんが起こした訴訟の判決が30日に大阪地裁であった。響子さんは誹謗中傷の投稿者だとして大阪府の女性らを提訴。女性らも投稿はねつ造されたものと反訴していた。併合審理となり、この日の判決でどちらの請求も棄却された。

木村さんは2020年5月に死去。出演していたテレビ番組を巡りSNSで誹謗中傷を受けていた。響子さんは誹謗中傷の投稿をした人物を提訴し、これまでに賠償が認められたケースもある。

今回の裁判で問題となったのは誹謗中傷した投稿の画像で、X(当時はツイッター)の書き込みをスクリーンショットしたものだった。この画像をもとに響子さんは開示請求し、女性らを特定していた。

山本拓裁判長は、この画像について「ねつ造された可能性を否定できない」とした。同時に投稿者とされた女性らの訴えについても「画像がねつ造されたものだと(響子さんが)容易に知り得たとまでは認められない」として請求を退けた。

画像には「嫌ならおとなしくしとけば良かったんに」などの投稿があったという。しかし、投稿日時などが記載されておらず、第三者によってねつ造されたものとの指摘もあった。響子さんも反訴した女性らもねつ造した第三者に振り回された可能性がある。

一方でSNSでは「ねつ造された画像で開示請求が認められるのか!」と驚きの声も広がっている。開示請求に詳しいジャーナリストは「裁判所が開示請求を認めたわけですから、画像がねつ造で投稿がなかったというなら裁判所がずさんだったとの指摘は免れません。ただ、裁判官も弁護士もまだまだインターネットやSNSについての知識が追いついていない面がある」と、開示請求の運用面について課題があると指摘した。

ねつ造画像を作成した悪意を持った人間が野放しになっているのはおそろしい。

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