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ジーター氏がジャッジ本塁打〝軽視発言〟で波紋「70本打っても優勝しなかったら関係ないのか」

東スポWEB / 2024年8月31日 13時49分

デレク・ジーター氏

51本塁打とリーグトップをひた走り、60本塁打も射程圏に捉えるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)をスーパースター〝レジェンド〟のデレク・ジーター氏(50)が批判したと米メディアで話題となっている。

ドジャース・大谷翔平とともにMVPの最有力とされ、キャプテンとしてもチームをけん引するジャッジだが、元キャプテンのジーター氏は先日行われたオールドタイマーズイベントで「162試合のスケジュールで何をするかは関係ない。すべてはワールドシリーズにかかっている」と個人記録を軽視するような発言をしたという。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」アナウンサーのマイケル・ケイ氏は番組内で「これはジャッジを批判するようなものだ。65本塁打を打たないで優勝してくれという感じだ」と疑問を投げかけ、他の出演者も「70本打っても関係ないのか」と声を荒げた。

発言は波紋を広げ、米メディア「エッセンシャリースポーツ」は「優勝することだけが彼(ジーター氏)の成功の尺度であり、そうでなければ失敗と断言している。まだグラミー賞を受賞していないからロックスターは偉大ではないと言っているようなものだ。このようなシーズンを送った選手がトロフィーを手にしなくてもムダになることはないだろう。彼は驚異的な数字を残している」と伝え「キャスターは優勝に向けて努力しているジャッジへの当てつけだと感じ、素直な感想を述べた」とケイ氏に同調している。

20年間で5度のワールドシリーズ制覇を果たし「ミスターヤンキース」「ザ・キャプテン」と称されたジーター氏。もちろんジャッジの活躍を称賛しているが、本塁打の記録もワールドシリーズを制覇してこそ輝きを増すというもの。栄光を知る元キャプテンが現キャプテンを思うメッセージかもしれない。

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