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【阪神】岡田監督 ムード変えた佐藤輝の一発をベタボメ「そら一番のバッティングやんか」

東スポWEB / 2024年8月31日 22時40分

破顔一笑の岡田監督

阪神は31日の巨人戦(甲子園)に4―2で逆転勝ちし連敗を2でストップ。首位・広島に4・5ゲーム差と食い下がり、逆転Vへの望みをつないだ。6回を8安打2失点で粘りぬいた先発の才木が自己最多を更新する11勝目をマークした。

「きょうの勝ちはものすごく大きい」

試合後の岡田彰布監督(66)は冷静さを保ちながらも、投打一丸の奮闘で劣勢を覆した一戦に手応えをにじませた。才木は初回から5安打を集中され2点を失う苦しい立ち上がり。対峙するのは難攻不落のGの若きエース戸郷。0―2と2点のビハインドを背負ったまま、試合は6回まで進行した。

逆境を一撃で打ち崩したのは虎の規格外砲・佐藤輝。二死無走者から森下の左前打と大山の死球で一、二塁のチャンスをお膳立てされると、カウント1―1からの3球目をバックスクリーン左へ運ぶ11号3ランで、スコアを3―2と引っ繰り返した。

「そら一番のバッティングやんか。ホームランって空気は変わると思うしな。(戸郷は)なかなかホームランが出るようなピッチャーやないからな」

日頃は辛口なツンデレ指揮官も、この夜ばかりは殊勲の背番号8を手放しで称賛した。

才木の後を受けた石井→桐敷→岩崎の救援3投手も無失点でバトンをつなぎ、G打線の反攻の芽を摘み取った。首位・広島とのゲームを考えれば依然厳しい状況に変わりはないが、「一戦一戦、勝ちを積み重ねていくしかない」と虎指揮官も表情を引き締めた。

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