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【西武】Aクラス目指すだけの改革か、常勝目指す抜本的改革か…ファンが注視する後藤オーナーの〝本気度〟

東スポWEB / 2024年9月1日 6時4分

球団改革を約束している西武・後藤高志オーナー

西武が31日の日本ハム戦(ベルーナ)に2―1と逆転勝利。23年目のベテラン・栗山巧外野手(40)の今季1号となる代打逆転2ラン本塁打で劇的勝利を収めた。

渡辺久信監督代行(59)は「もう終盤になっていたし、1点差というところでチャンスがくれば、いつでも代打の用意はしてくれていた。1球で仕留めてくれたというところで、本当に素晴らしいバッティングだった。終わってみれば役者が違った」と、球団2位タイの20年連続本塁打をマークしたベテランのひと振りをたたえた。

8回115球を投げ、1失点で7勝目(8敗)を挙げた今井についても「今日は素晴らしい投球だった。丁寧に放っていましたし、しっかり先頭も抑えながら四球も少なかった。本人は最後までいくつもりだったと思う。(8回は)本人にも確認したんですけど、目が死んでいなかったので抑えてくれると思っていた」とその信頼感を語った。

また「毎試合、今日みたいな試合ができればいいですけど、残り試合、ひとつでも上を目指してやっていきたいと思います」とコメント。前日にCS進出の可能性が消えたが、この日の試合でも見せた最後まで勝負をあきらめない姿勢で残りの25試合も戦って行く決意も語った。

すでに2年連続11度目のBクラスが確定している西武だが、その7割強にあたる8度は親会社が西武ホールディングス(HD)となった現体制でのもの。

前総帥・堤義明氏が率いていた西武が前身のクラウンから球団を買い取りフランチャイズを所沢に移した1979年から2004年の25年間で、Bクラスは球団創成期であった最初の3年間(6位、4位、4位)のみ。
広岡監督になった4年目の1982年に初優勝&日本一になってからの西武はその間、リーグ優勝15回、うち日本一9回というまさに黄金期を築いた。

しかし、現西武HD体制に移行した05年以降の20年間ではリーグ優勝はわずか3回、日本一は渡辺代行が監督初年度だった08年以来遠ざかっており、Bクラスは8度目。直近4年間で3度目の屈辱を味わってしまっている。

この危機に後藤高志オーナー(75)は6月の株主総会で「もう一回大々的な改革をしっかりやる。常勝軍団を取り戻す改革を私も先頭に立ってやりたい」と立て直しの先頭に立つと宣言したが、その覚悟は実際にどういった形で示されることになるのか。

ただ、Aクラスを目指すだけの改革か、本気でソフトバンクを倒して再びパ・リーグ盟主の座を奪い返す抜本的改革か。強いライオンズの復活を望む多くのファンは、その本気度を見ている。

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