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【パリパラリンピック】金1号の競泳・鈴木孝幸 16年前の自己記録更新するレジェンドが抱く〝思い〟

東スポWEB / 2024年9月1日 6時4分

金メダルを手に笑顔の鈴木孝幸(中=ロイター)

28日に開幕したパリパラリンピックで日本勢金メダル第1号に輝いた競泳男子の鈴木孝幸(37=ゴールドウイン)は、神様のいたずらで競技の世界に飛び込んだ。

鈴木は先天性四肢欠損で両大腿と、右腕がヒジ下からなく、左手にも障がいを抱えながらも「保育園の時から普通にドッジボールをやっていたし、小学校に通うようになってからも体育の授業とか、みんなと一緒にやっていた」。健常者とともに学校生活を送り、中学時代は吹奏楽部に所属していた。

高校でも吹奏楽部に入るつもりだったが「少し僕が思っていた感じと違った」。吹奏楽の代わりに熱中できる分野を探す中で、幼少期に取り組んでいた競泳を本格的にスタート。コーチから「大会があるので出てみないか?」と誘われると、いきなり好記録をマークした。2004年アテネ大会で銀メダルを手にすると、その後はレジェンドとして数々のタイトルを奪取。6大会連続で大舞台へのチケットを勝ち取った。

パリ大会では8月29日の50メートル平泳ぎ(SB3)で金メダルを獲得。21歳で頂点に立った北京パラの予選で樹立した日本記録(48秒49)を上回る48秒04をたたき出した。同30日の100メートル自由形(S4)決勝では、1分21秒71で銀メダル。パラリンピックでは通算12個目のメダルとなった。

ベテランの領域に突入しても進化を続ける鈴木は、かねてある思いを抱いている。「パラリンピックはスポーツだという認識。自分はスポーツ選手だという認識で頑張っているので、みなさんにはスポーツを見るようにパラリンピックも観戦する、スポーツの選択肢に入れてもらえたらうれしい」。レジェンドとしてこれからもパラスポーツの魅力を発信していく構えだ。

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