【フィギュア】19歳・李海仁のセクハラ疑惑 後輩選手による〝厳罰逃れ〟のでっち上げ説浮上

セクハラ疑惑を否定している李海仁（カメラ・菊池六平）

韓国のフィギュアスケート界を揺るがす〝セクハラ疑惑〟が、さらなるドロ沼化の気配を漂わせている。

女子で２０２３年世界選手権銀メダルの李海仁（イ・ヘイン、１９＝韓国）は、５月にイタリアで行われた韓国代表の合宿中に宿舎で別の女子選手と飲酒。その上で後輩選手に対してセクハラ行為を行ったとして、大韓スケート連盟は３年間の資格停止処分を下した。

しかし、李海仁は後輩選手と交際していたと反論。ＳＮＳの投稿などを証拠に反論したものの、再審を申請していた大韓体育会スポーツ公正委員会は李海仁による申請を却下した。同国紙「ＯＳＥＮ」は「『後輩選手と恋人関係だったため、セクハラではない』という主張は受け入れなかった」と報じた。

一連の流れでは李海仁側に非があるように見える。ところが、国際事情に詳しいフィギュア関係者は別の見方を示す。「李海仁選手が言っているように、後輩選手とは付き合っていた。しかも、一度別れてから後輩選手の方から復縁を迫ってきたそうだ」と証言。では、なぜ後輩選手は李海仁のセクハラを告発したのか。

同関係者は「今回の騒動を受けて後輩選手側は重い処分が下されることを危惧し、セクハラをされたと言っているそうだ」と指摘。実際に後輩選手は女子寮を訪れた件で戒告処分となったが、李海仁に比べるとかなり軽い処分となっている。

同国紙「朝鮮日報」によると、李海仁は８月２９日に報道陣の取材に対応。「なぜ合宿に行ってお酒を飲んで恋愛をしたのか、とても後悔しており、日々自分の過ちを反省している」としながらも「『未成年者へのセクハラ犯』との汚名は晴らしたい。今の状況ではフィギュア選手ではなく、ただ１人の人間としてセクハラ犯ではないという事実を明らかにしたい」と語ったという。

別のフィギュア関係者からは「李海仁と後輩選手の仲むつまじい写真は出回っている」との声も上がっているだけに、真相究明にはかなりの時間を要しそうだ。