【ＭＬＢ】驚異の164キロ怪物新人ポール・スキーンズ 私生活も充実の裏で…悲しみの〝魚壊滅事件〟

ポールが「すごく残念だよ。新しいアクティビティを探さなければならない」と言うので、試しに「料理などは？」と聞くと「それはもう、僕らの手に負えないことが分かっているんだ。ジャレドのフィアンセがうまいから、僕らがやって変になる前に彼女に頼ることにしている。僕はグリル（ＢＢＱ）なら作れるから、オフになったら振る舞いたいな」。

パイレーツは残念ながら早くもペナントレースから脱落してしまったが、ともに刺激し合うこの仲間たちが、いずれ大舞台で活躍するのが待ち遠しい。そんな期待を抱かせてくれる出会いだった。

☆ポール・スキーンズ ２００２年５月２９日生まれ、米カリフォルニア州フラートン出身。右投げ右打ち。２３年のＭＬＢドラフト１巡目（全体１位）でパイレーツから指名されて入団。契約金はドラフト選手では史上最高額となる９２０万ドル（約１２億９０００万円）。メジャー昇格した今年５月１１日のカブス戦で初登板初先発。最速１６４キロを誇る怪物で、新人ながら球宴にも選ばれて先発登板した。１９８センチ、１０６キロ。