【秋場所】尊富士が２度目の十両優勝「明日いい相撲が取れるようにしたい」

十両優勝を果たした尊富士

復活Ｖだ。大相撲秋場所１４日目（２１日、東京・両国国技館）、春場所で新入幕優勝の尊富士（２５＝伊勢ヶ浜）が２度目の十両優勝を果たした。この日は十両嘉陽（中村）に寄り倒しで屈して２敗目。取組後は「全くダメ。思った以上に立ち合いがうまく合わなかった」と唇をかんだ。

それでも、唯一３敗だった十両千代翔馬（九重）が十両朝紅龍（高砂）に敗れたため、初場所以来、自身２度目の十両優勝が決定した。春場所終盤に右足首を負傷し、次の場所を全休。今場所は３場所ぶりに初日から出場し、９連勝と快進撃を見せていた。

来場所の幕内復帰を目指すため、千秋楽の一番も負けられない。尊富士は「明日で終わるので、明日いい相撲が取れるようにしたい」と言葉に力を込めた。