【ノア】ナショナル王者・征矢学 掟破りのワグナードライバー！〝情熱的〟な前哨戦快勝

イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(右)にベルトを誇示する征矢学

ノア２１日の新宿大会で、ＧＨＣナショナル王者・征矢学（３９）が前哨戦でイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.（３２）と対戦した。

征矢は１４日の後楽園大会で佐々木憂流迦を撃破し、ノアで初めてのシングル王座戴冠に成功した。その試合後には自らワグナーをＶ１戦の相手に指名し、１０月１４日の東京・後楽園ホールでの対戦が決まった。この日の前哨戦ではＨＡＹＡＴＡ、ＹＯ―ＨＥＹと組んでワグナー、小峠篤司、大原はじめ組と対戦。ともに先発し、いきなり征矢がデスバレーボムを狙ったかと思えば、ワグナーからもワグナードライバーを仕掛けられるなど、激しくやり合った。

一進一退の攻防は終盤、王者が混戦からロープ際のワグナーに弾道を叩き込んで、場外へ転落させる。するとリング下でＨＡＹＡＴＡとＹＯ―ＨＥＹがワグナーを羽交い締め。その目の前で征矢は大原を捕獲し、ワグナー必殺のワグナードライバーでマットに突き刺し３カウントを奪った。

試合後、征矢は「精神的な駆け引きは始まっているんだよ。チャンピオンらしく、正々堂々とチャレンジャーを叩き潰してやるよ！！」と勝ち誇る。さらに３０日の東京・新宿フェイス大会で大原＆小峠を迎え、ＧＨＣジュニアタッグ王座のＶ２戦を控えるＹＯ―ＨＥＹから「俺にも情熱を注入してくれ！」と無茶ぶりされると、額を突き合わせて「情熱的なチャンピオンとして、ベルトを防衛してくれ！ 俺も防衛するぞ。情熱的な情熱的な！ アナタにも、情熱的な、情熱的な…」と絶叫した。

この勢いのまま情熱的防衛を果たせるか。