岸博幸氏 〝リーフレット騒動〟などが話題の自民党総裁選に「政策論争がほとんど盛り上がってない」

岸博幸氏

慶大大学院教授の岸博幸氏が２２日、ＴＢＳ系「サンデージャポン」に生出演。自民党総裁選（２７日投開票）を前に本音を語った。

今月１９日、東京・秋葉原で多くの候補者が街頭演説会を実施。これまでも麻生太郎元首相、安倍晋三元首相らも演説を行ってきた〝聖地〟で、各候補者が熱弁をふるい総裁選へ弾みをつけた。

番組では冒頭からこの演説を特集した。スタジオに切り替わると、真っ先にお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが「党員の方による投票、選挙なので、なんで街中でやるのかな…って僕は思いますけどね」と本音を吐露しつつ「（演説は）党を支持する方のためのもの。国政に関わるので。どれくらいの方が熱を持って見ているのか」と指摘した。

すると岸氏が「カズレーザーさんが仰っていることが全て」と賛同だ。

「確かに党員が投票するんだけど、次の総理を事実上決めるんですよ。だから国民も政策を知りたいはずなのに、政策論争がほとんど盛り上がってない。自分の政策を言いっぱなしで、討論会や座談会（を行っていない）ですよね」

高市早苗経済安全保障担当相のリーフレット郵送問題なども話題となり、候補者の政策に注目が集まらない現状に、岸氏は「政策をしっかり議論してほしい」と訴えた。