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【桐生ボート・PGⅠヤングダービー】田原成貴氏 関浩哉に熱視線「スターになる者は、必ず節目のレースで鮮烈に勝つ」

東スポWEB / 2024年9月23日 11時9分

ラストイヤーに地元で優勝戦1号艇と、最高の舞台が整った関浩哉

ボートレース桐生のプレミアムGⅠ「第11回ヤングダービー」は23日、優勝戦が行われる。一流レーサーへの登竜門と言われる大会を制するのは誰か――。ボートレースファン歴46年の元天才ジョッキー・田原成貴氏(65)は自信をもって1号艇・関浩哉(29=群馬)を推す。優勝なら地元V、大会史上初となる2回目Vに自身のヤングダービーラストイヤーを飾る劇的ドラマとなるが、果たして…。

【田原成貴氏が熱く語る】スターへの登竜門。この名誉ある大会が艇界最北端のボートレース桐生で開催されると聞いた時、私の脳裏にあるシーンが浮かんだ。今から11年前、ヤングダービーの前身・新鋭王座決定戦のラストマッチが桐生で行われ、当時25歳の篠崎仁志選手(福岡)が劇的Vを果たした。圧倒的な人気を背負い、最後となる大会でインから華麗に逃げ切り、歴史に名を刻んだのだ。

スターになる者は必ず節目のレースで鮮烈に勝つ。競馬の世界で言えば武豊くんだ。いまやレジェンドと称される彼は19歳で出走した菊花賞でGⅠ初制覇。今思えば、この瞬間からスターへの道が約束されていたのだと思う。その後、スーパークリークを名馬へと導き、自身もスーパースターへと駆け上がっていった。以降はご存じの通りオグリキャップ、スペシャルウィーク、ディープインパクトらの名馬と出会い、必ず節目で勝ってきた。それも鮮烈に――。一流とはそういう天命なのだ。

ボートレースに話を戻そう。篠崎仁志選手が最後の新鋭王座決定戦Vを飾ってから11年が経過し、その舞台であったボートレース桐生でヤングダービーが初めて開催。桐生となれば彼しかいないだろう。予選トップで準優も逃げ切って1号艇を手にしたニューヒーロー関選手だ。

2018年の浜名湖大会を史上最年少(23歳10か月)で制しており、それが自身初Vという勝負強さ。今回も優勝なら大会史上初の複数制覇となるだけに、ボートレース史に名を刻むチャンスだ。しかもヤングダービーは今回がラスト、さらにボートレース桐生は地元の舞台。まさに「関のためにある大会」と言えるだろう。

初日ドリーム戦は5コースから狙い澄ましたまくり差しで1着。この鮮やかな勝ちっぷりを見て、早くも格の違いを確信した。水面での力量もさることながら、今大会メンバーではエンジン整備力もペラ調整力も抜群で、もはや「ヤング」と呼ぶには役不足。それほど実力は突出している。予選トップ通過を果たした彼は準優11Rでも貫禄たっぷり。危なげなく逃げ切って1号艇をガッチリ手にした。

長い間ボートレースを見てきたが、新鋭王座とヤングダービーをドラマチックに勝った者は必ずスター街道を歩む。裏を返せば関選手が新たなステージへ進むには、卒業イヤーの今年は絶対に勝たねばならない。そんな期待を込め、一流にふさわしい逃げ切りを信じたい。

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