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【F1】レッドブル〝掟破りの作戦〟 マクラーレン首脳陣が激怒「これは大きな問題だ」

東スポWEB / 2024年9月23日 19時13分

優勝したのはマクラーレンのランド・ノリスだったが…(ロイター)

F1レッドブルが、22日に行われたシンガポール・グランプリ(GP)決勝で見せた〝掟破りの作戦〟にマクラーレン首脳陣が激怒して騒動になっている。

決勝では、マクラーレンのランド・ノリスが快調な走りで優勝を果たした。しかし、ここで物議を醸しているのが「最速タイム」を出した入賞者に与えられる1ポイントだ。

ノリスは最速タイムをマークしてゴール寸前を迎えたが、下位に沈んでいたRBのダニエル・リカルドが突如ピットソフトタイヤに履き替え、残り1周の60周目に最速タイムを叩き出した。リカルドは18位でゴールして入賞していないため、最速タイムを記録してもポイントは得られず、チームとして意味はない。ここで一斉に指摘されたのが、親チームにあたるレッドブルからの〝指示〟だ。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、最も重要なドライバータイトルでノリスから猛追を受けているため、ノリスから1ポイントを〝奪う〟ために、下位で順位は関係なくなっていたリカルドに最速タイム狙いが命じられたというわけだ。

レッドブルとRBは同じグループとはいえ、それぞれが独立して競うチームだけに、RBが意図的にフェルスタッペンをアシストしたとすれば大問題。そのためマクラーレン側もレース後に激怒したのだ。

米放送局「FOX」オーストラリア版は「このことは、レッドブルの姉妹レーシングチームの戦術の倫理性について厄介な問題を引き起こした。マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は激怒した」と報道。ステラ代表は「これは大きな問題だ。スポーツマンシップを主張するなら、責任感を持って取り組む必要があると思う。私もそうありたい」とレッドブルグループによる〝組織ぐるみ〟の行動はスポーツマンシップに反すると糾弾。「これは確実に対処する必要がある」と国際自動車連盟(FIA)への抗議を示唆した。

また、マクラーレンのザック・ブラウンCEOも「あれはA・Bチーム(姉妹チーム)の素晴らしいスポーツだったが、許されるとは思えなかった。あれは初めてじゃないし、おそらく最後でもないだろう」と猛批判。「この件に関する問題を浮き彫りにしていると思う」と現状ルールの〝抜け穴〟として懸念を示した。

この1ポイントがタイトル争いでどのような意味を持つのか。両チームの場外バトルも激化している。

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