1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【西武】西口文也〝新監督〟の参謀役筆頭候補は鳥越裕介氏 奥村球団社長が主導の「明大ライン」

東スポWEB / 2024年9月24日 5時8分

鳥越裕介氏(左)と西口文也二軍監督

西武が来季の新監督人事を西口文也二軍監督(51)で一本化したことが23日までに分かった。シーズンの全日程終了後に球団から発表される。

西武は5月26日に松井稼頭央監督(48)が、その時点まで「借金15」となっていた成績不振の責任を取って休養を発表。交流戦から渡辺久信GM(59)が監督代行を兼務する形で現場復帰したものの、借金は最大45にまで膨らみ、3年ぶり3度目のリーグ最下位が確定している。同代行は現職の辞意を固めており、GM職も同様。もし何らかの形で球団に残ることになっても、編成の第一線からは退く形となることが濃厚だ。

チームは今季ここまで借金43(23日まで)を抱え、最下位が確定。その大きな要因は接戦の中で投手陣を十分に援護できない極端な貧打にある。投手として通算182勝、最多勝、最多奪三振それぞれ2度(1997、98年)、沢村賞1度(97年)などの輝かしい実績を持つ西口二軍監督だが、あくまでも専門は投手部門。歴史的低迷からの再建を請け負うには野手部門の底上げを任せられる片腕が必要になってくる。

次期監督人事について、球団側は現場の現状を把握している内部昇格案で取りまとめた格好。その一方で〝新参謀〟に関してはチーム再建へ最大の懸案事項である野手の底上げやレギュラーの固定化を図るため、外部から実績のあるヘッドコーチを招へいするという方向で進められているようだ。

その筆頭候補に浮上しているのがソフトバンク、ロッテで二軍監督、一軍内野守備・走塁コーチ、一軍ヘッドコーチを歴任し指導者として実績のある鳥越裕介氏(53=現評論家)だという。

93年のドラフト2位で中日入りし、99年にトレード移籍したダイエー(その後ソフトバンク)で2006年に現役引退。そのまま指導者の道へ進んだ鳥越氏とライオンズの間には全く接点がない。

今回、渡辺GMに代わりフロント内でイニシアチブを取って来季の後任人事を主導している奥村剛球団社長(57)は、熊本工―明大―プリンスホテルとアマチュア球界の名門を渡り歩いてきた野球人。鳥越氏は奥村社長にとって明大の後輩に当たる。

歴史的低迷からの再建を図るには〝首脳陣が必要以上に選手を大人扱いし過ぎないように〟〝自らが嫌われ役となることをいとわず厳しさを前面に出せる指導者〟が求められているということなのだろう。まずはシーズン全日程の終了を待ち、西口二軍監督の昇格人事と並行して鳥越氏へのヘッドコーチ就任要請を行っていくことになる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください