立憲・野田代表が幹事長に小川淳也氏、政調会長は重徳和彦氏の中堅議員を起用

幹事長に起用された小川淳也氏

立憲民主党の野田佳彦代表は２４日に国会内で開いた両院議員総会で、小川淳也衆院議員を幹事長に起用するなどの骨格人事を正式に決めた。

野田氏は次期衆院選で政権交代の実現に向け、小川氏を始めとした中堅たちを登用し〝刷新感〟を打ち出す狙いがある。

小川氏は代表選で野田氏を支持。鳩山由紀夫内閣で総務政務官を務めた後、前々回の２０２１年の党代表選に立候補して落選している。

「小川氏は２０２０年に公開された映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』に出演し話題になりました。今度の代表選では野田氏を後方支援して評価された。代表代行に留任した辻元清美氏を慕っていることでも知られています」（同党議員）

国対委員長は安住淳氏から笠浩史氏に。政調会長は今度の代表選で立候補するとみられていた重徳和彦衆院議員に決まった。

「重徳氏は党内の中堅・若手議員たちと『直諫の会』というグループを作り会長を務めています。代表選では野田氏の推薦人名簿に入っています。野田氏が中堅議員を起用したことが、政権交代に向けプラスに働ければいいという期待感が持たれています」と同党議員は語った。

このほか代表代行に辻元氏、長妻昭衆院議員、選対委員長を兼任で大串博志衆院議員を充てる人事が決まった。