【巨人】井上温大「自分も反骨心が出てきますし…」阿部監督の〝期待のハッパ掛け〟に感謝

巨人・井上温大

厳しい方が好き！？ 優勝マジックを「４」としているセ首位の巨人が２５日から５連戦に臨む。

マジック対象チームである２位・阪神との最後の天王山を１勝１敗で終え、いよいよ４年ぶりの栄冠が見えてきた。そんなチームにあって阿部慎之助監督（４５）から何度もハッパをかけられてきたのが５年目左腕・井上温大投手（２３）だ。

今季は自己最多の８勝（先発は７勝）をマークしているが、７月２７日のＤｅＮＡ戦（横浜）では指揮官に気が抜けた投球と判断され、すかさず杉内投手チーフコーチを介して「１０年早い」とピシャリ。今月７日のＤｅＮＡ戦（東京ドーム）では、一ゴロのベースカバーが遅れ、ベンチに戻ると阿部監督に軽く頬を「ペチッ」とされるシーンもあった。

それでも井上は「（阿部監督の厳しい指導は）うれしく思います。普通にベースカバーとかはもうずっと阿部さん以外にもいろんなコーチにも言われてるんで。ほんとにそれは怒られて当然だと思うんで」と素直に受け止め、真摯に練習に励んできた。

もちろん、厳しく接するのは阿部監督自身が明かしたように「期待の裏返し」だ。その思いは左腕にも伝わっており「やっぱ厳しいことを言ってくださる方が、自分も反骨心みたいなのが出てきますし。見返してやろうと思うのでそういうふうに甘やかす言葉じゃなくて、毎回厳しいこと言ってくれるんで、もっと頑張らなきゃと思います」とより一層気持ちが入ったようだ。

２４日にはジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。自身の努力だけでなく〝期待のハッパ掛け〟も成長を後押ししている。