【西武】今井達也が〝王道タイトル〟奪取に大きく前進 通算奪三振「180」と独走
東スポWEB / 2024年9月25日 6時4分
西武・今井達也投手(26)がプロ8年目で初タイトルを確実なものとしている。
自身が先発した24日のオリックス戦(京セラ)は7回までに121球を投げて3安打2失点で抑え、9勝目(8敗)をマーク。チームも9―2で快勝したことでオリックスとの今季対戦も13勝12敗で終え、パ・リーグ全球団への負け越しを阻止する1勝にもなった。
そして、この日の今井は5個の三振を奪い、今季の通算奪三振は「180」。2位のソフトバンク・モイネロ(151)、3位の楽天・早川(150)をさらに引き離し、タイトル奪取に大きく前進した。
これまでは〝裏タイトル〟に2度も巡り合ってしまった。2021年は99四球、自己最多の10勝を挙げた昨季も61四球で最多四球。投手にとってはうれしくない記録だが、いよいよ王道の「奪三振王」のタイトルが目前に迫ってきた。
三振に関してはシーズン前からこだわりを持ってきた。奪三振のタイトルについても「三振は確実にアウトを1個取れる手段。それが多いピッチャーには魅力を感じる。(投手の)能力に直結する部分なので、唯一運に左右されない要素だと思っている。イニング以上の三振は取りたい」と宣言してきた。その言葉通り、24試合(164回1/3)に登板してイニング数を上回る180奪三振。目指してきた〝ノルマ〟をクリアし、奪三振率もリーグトップの9・86を堅持している。
試合後には「ストライクも121球中70球くらいあったので良かった」と語った今井。今季の先発機会はあと1試合となったが、次回の最終登板で2年連続2度目の2桁勝利を飾るとともに、さらなる奪三振ショーを繰り広げるのか見ものだ。
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