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弁護士は首を横に振り… 紀州のドン・ファン裁判で須藤早貴被告の表情が変わった瞬間

東スポWEB / 2024年9月25日 6時4分

モニター掲示された裁判資料に身を乗り出す須藤被告(イラスト・上さち子)

「紀州のドン・ファン」の異名を持つ資産家の野崎幸助さんが自宅で変死した事件の裁判員裁判が24日、和歌山地裁で行われ、殺人罪に問われている元妻の須藤早貴被告と覚醒剤との接点が追及された。

野崎さんは2018年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した。腕などに注射跡はなく、また毛髪検査でも覚醒剤成分が検出されなかったため、覚醒剤を経口摂取させられたと推測され、捜査が進められてきた。

この日は検察側の証人尋問で、捜査を担当した警察官と覚醒剤の検出検査を行った和歌山県警科捜研の職員が証人で出廷した。

警察官は、野崎さんの自宅1階の掃除機2つのヘッド部分に加え、2階の洗面台にあった歯ブラシやコップなどから覚醒剤の陽性反応があったと証言。また須藤被告の都内の自宅にあったライダースジャケット、パスポートケース、サングラス、ハイヒールなどから覚醒剤の反応が出たという。

野崎さんの携帯履歴からは覚醒剤のやりとりのようなものはなく、毛髪鑑定からも過去に使用していた可能性は低いと指摘し、家政婦の家宅捜索からも覚醒剤反応はなかった。

白のブラウス、黒のズボンというシンプルな姿で出廷した須藤被告は覚醒剤の陽性反応が出た物品リストがモニターに表示されると表情は険しくなり、弁護士は首を横に振り、落ち着かない様子を見せた。

さらに弁護側がイラだったのは、科捜研がカプセルに覚醒剤を詰める作業の検証で、イメージ写真を示した時だ。致死量となる覚醒剤をカプセルに詰めた場合、経口摂取には困難となる大きさや数になるのは明白だとして、検察側の主張は無理筋だと反発した。

これまでの公判で須藤被告は「私は社長を殺していないし、覚醒剤を摂取させていません」と無罪を主張しているのに対し、検察側は同被告のスマホなどから「完全犯罪」「覚醒剤 過剰摂取」「全財産残したい場合の遺言書文例」などの検索履歴があったとしている。

検察側は同被告と覚醒剤の接点の事実を適示し、同被告以外に覚醒剤を扱える人物はいなかったとの立証を進める構えで、弁護側は徹底的に争う姿勢を見せている。

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