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「メン地下」でもプライド捨てきれず 〝スリざんまい〟アイドルが法廷で告白

東スポWEB / 2024年9月25日 21時58分

初公判が開かれた東京地裁

都内クラブでスリを重ね窃盗罪に問われたアイドルが、25日の東京地裁初公判で、金欠でもアイドルのプライドを捨て切れなかった苦悩を明かした。

フィリピン国籍のルル・ジョン・クリス被告(22)は、アイドルといっても小さい会場でライブなどを行う「メンズ地下アイドル(メン地下)」。KENという芸名で活動していたが、6月の逮捕3日後にはタレント契約を解除され、所属グループから脱退させられた。その2日後、グループは改名し残る5メンバーでの再始動を発表した。

法廷ではルル被告、タガログ語で「客が多いほど盗むのは簡単」などと犯行手口も明かした。一方、スリを始めた理由はつたない日本語でこう説明。

「東京住んでたとき、経済的に困っていて、芸能活動しながらバイトするの結構、同時にやるのが大変でして、そのときに芸能の仕事、本業だったんですけど、収入が少なくて(仕事も)決まってなくて…。だけども、その本業のほうに時間が特に取られていて、バイトをすることもできずに、経済的に困っていました」

弁護人から、当時どうすればよかったか聞かれると「自分の悪い所なんですけど、結構強がりで、家族に頼らないようにしていて、生活に困っていることをあんまり伝えてなくて…」と答えた。地方に親族が住んでいて、現在保釈中のルル被告はそこへ身を寄せている。

アイドルの端くれだったプライドも垣間見せた。

「芸能の仕事は小さい頃からどうしてもやりたいことだったので、自分の知ってる限り、芸能の仕事は最初からうまくいくことはないで、もうちょっと我慢したら、先が見えると信じて、収入とかなくても我慢して夢に向かって頑張ってました」

すると弁護人は「当時はそうだったとしても、犯罪を犯したら夢も何もなくなってしまう」と、もっともな指摘。

ルル被告は「ま、そうですね。こういうことがあって、芸能の仕事…かなり難しい話になったかもしれないけど、これから前に進むことしかできないので、前からしたかった別の仕事もありますし、それを目標として、この事件(裁判)終わったら頑張りたいなと思っています」と答えた。

弁護人にうながされ、今後は安定した収入の中で無理ない範囲でやりたいことをしていくことを約束。最後もルル被告は「自分、3か国語話せるんで、そういう仕事をしていきたい」と話した。

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