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【阪神】岡田監督の闘志衰えず 惜敗巨人戦での〝ミス〟に苦言「次はバント要員行かすよ」

東スポWEB / 2024年9月26日 5時8分

岡田監督は23日の巨人戦を振り返った

何かの験担ぎなのだろうか…。身だしなみには人一倍気を使うはずの阪神・岡田彰布監督(66)の頬とアゴには、ゴマ塩のような無精ヒゲがたっぷりとたくわえられていた。天王山となった首位・巨人との直接対決(甲子園)で2連勝を逃し、優勝争いから大きく後退したが、虎将の闘志はまだまだ衰えていない。

22、23日に行われた今季最後の巨人戦を1勝1敗で終え、0―1で惜敗した2戦目の試合後の岡田監督は報道陣の取材に応じることなく静かに球場を後にしていた。

だが、25日に甲子園球場で行われた全体練習終了後には自ら虎番の元へ足を運び取材に応対。初めは静かに記者の質問に手短に応じるだけだったが、そこは生粋の負けず嫌い。いつの間にやら2日前の一戦を自ら振り返り始め、内に秘めたマグマを爆発させた。

「完全に失敗やったわ。進塁打のサイン出しとけば良かった。もうここに来たら分かるやろと思たけどな。あれで終わりよ」「次に同じ場面が来たら? バント要員行かすよ。熊谷か誰か行かせてワンアウトサードつくるよ」「自分の打ち損ないに悔しがってるようではアカンやんか。昔やったら『ベンチ帰ってくるな』って言われるで。『向こうのベンチ行け!』って。ホンマやで」

名指しこそしなかったものの批判の矛先が佐藤輝明内野手(25)であることは明白だった。6回無死二塁の好機で浅い中飛に倒れて凡退。二走・大山を三塁に進めることすらできなかった状況判断の悪さに対し痛烈な苦言を浴びせた。

チームプレーと、ベンチから与えられたサインの完遂は岡田野球の神髄だ。今春のキャンプ中にもスタンドプレーに走ってしまった選手に対し「オマエが悔しいんちゃう。チームが悔しいんや。そんな選手俺は使わんよ」と虎将は手厳しくピシャリ。シーズンの大一番で許せない〝ミス〟が出てしまっただけに看過できなかったのだろう。

とはいえ、サングラスの奥の瞳は獰猛な肉食類のようにギラついたままだ。去り際には「(試合がない)2日間、野球見よ。(巨人と対戦するDeNAの)応援はせなアカンな」とニヤリ。まずは宿敵・巨人の失速を全力で祈る構えだ。

他力本願で何が悪い――。手負いの虎の牙はまだ鋭い。巨人はこの日のDeNA戦(横浜)に敗れ、1・5ゲーム差に縮まった。最後の最後の瞬間まで、オレンジ色のウサギの喉元をかみ砕くことだけは諦めない。

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