【ストロングスタイル】小林邦昭さん追悼式で初代タイガーが天仰ぐ「僕を引っ張り上げてくれました」

小林邦昭さんの遺影を持つ初代タイガー。右は新間寿氏

初代タイガーマスク率いる「ストロングスタイルプロレス」２６日の後楽園ホール大会で、９日に６８歳で死去した〝虎ハンター〟小林邦昭さんの追悼式が行われた。

１９８１年に初代虎がデビューした際、好敵手だったのが小林さんだ。ストロングスタイルでは昨年１０月１０日の新宿大会に小林さんが会場を訪れ、トークショーも行っていた。この日の休憩前、〝過激な仕掛け人〟こと新間寿氏や出場選手とともにリングに上がった初代虎は、「このリングの上で小林邦昭と最高の試合を続けてまいりました。小林さんが僕を引っ張り上げてくれました。『病気が治ったら、メシに行こうな』という話をしてそれが最後になりました。非常に残念です」と無念そうに話す。さらに小林さんの写真を手にして「小林さんはライバルであり恩人であり、タイガーマスクをつくってくれた人であります。僕の動きは小林さんにつくってもらいました」と、改めて感謝の言葉を並べ天を仰いだ。

その後、会場では小林さんの経歴が読み上げられた後に１０カウントがささげられた。そのテーマ曲が鳴り響くと、観客席からは「小林！」との声が何度も飛ぶのだった。