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【広島】「ここまで負けが込むとは…」 まさかの月間18敗で借金生活突入 目立つ空席

東スポWEB / 2024年9月27日 6時8分

新井貴浩監督は〝見せ場〟を作れるか

どん底はいつまで…。4位の広島は26日のヤクルト戦(マツダ)に4―6で敗戦。今季4度目の4連敗で、とうとう5月7日以来となる借金生活に突入した。

これで9月は球団ワースト記録「月間19敗」に迫る4勝18敗の大失速。新井貴浩監督(47)は「そこは考えずに、また明日の試合」と一戦必勝の構えだが、ここまでの大ブレーキはさすがに想定外だったはずだ。今月4日まで首位だっただけに、25日からのヤクルト2連戦では6年ぶりのV奪回を期待したファンの落胆ぶりが如実に表れた。それは本拠地、マツダスタジアムでの観客動員数だ。

25日は「2万5502人」で26日は「2万5585人」。収容人数3万3000人の同球場で2万6000人以下となったのは6月27日のヤクルト戦(2万4004人)以来、約3か月ぶりだ。7月からは3位以内をキープし、8月以降も2日間を除いて首位に君臨し続けた。

それだけに鯉党の期待感は最高潮に達し、8月から9月21日までの主催22試合のうち17試合が3万人超え。それがわずか3週間でV逸に加えてBクラス転落…。そうしたファンの失望感をスタンドに目立つようになった空席が物語っていた。

球団の営業関係者も「まさかここまで負けが込むとは…」と全く想像できなかった様子。新井政権1年目の昨季は「205万4852人」と4年ぶりに主催試合の動員数が200万人を突破した。強い赤ヘルの復活を期待していた2年目は、夏場まで確実視されていた〝昨季超え〟も怪しくなってきた。残り4試合で今季は「195万9572人」となっている。

27日の阪神戦、28日の巨人戦は優勝の可能性があるチームとあって前売りは好調というが…。もう一度、スタンドを鯉党で真っ赤に染める〝見せ場〟をつくってシーズンを終えたい。

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