【大相撲】新大関・大の里に警鐘 栃ノ心氏「来場所からは逆の立場。みんな倒しにくる」

騎馬の上でガッツポーズをする新大関・大の里

大相撲の元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏（５６）によるユーチューブチャンネル「貴闘力部屋」に、元大関の栃ノ心氏（３６）が出演。秋場所で２度目の優勝を達成し、大関昇進を果たした大の里（２４＝二所ノ関）について言及した。

秋場所前から大の里の優勝を予想していた栃ノ心氏は「言った通りでした（笑い）。今場所、本当に強かった。たまたま正代戦（６日目）を見たんですけど、あの相撲を見て今場所優勝できると思った。めっちゃ、いい相撲を取ってたので」と感想を語った。

一方で、栃ノ心は「大の里も、今場所まで横綱大関を倒してやるという気持ちでいたと思う。来場所からは逆の立場になる。自分の大関の地位を守らないといけない。守りに入っちゃうと負けが出る。守るほうが大変。みんな倒しにくる」と指摘。鎌苅氏も「（横綱や大関を）一発食ってやろうとかね。金星取ってやろうとか、懸賞もいっぱいかかるし。（懸賞は）１本、手取りは３万円ぐらい。４０本入ったら、１２０万円。でかいよね」とうなずいた。

その上で、栃ノ心氏は「あとは来場所ですね。逆の立場、大関になってみんな倒しにくるから。そこは、どう自分の気持ちをつくれるか。『俺は大関だから負けちゃダメ』と思うと、そこは…」と警鐘を鳴らした。