【テニス】錦織圭の人気健在 ジャパンＯＰのチケット〝即完〟に大会関係者も驚嘆

錦織圭

人気ぶりは健在だ。男子テニスの木下グループ・ジャパン・オープン２日目（２６日、東京・有明テニスの森公園）、シングルス１回戦で元世界ランキング４位の錦織圭（３４＝ユニクロ）が同元３位のマリン・チリッチ（クロアチア）に６―４、３―６、６―３で勝利し、２回戦進出を決めた。

６年ぶりの出場となった大会で、確かな存在感を示した。この日は夜の部のチケットが早々に完売。具体的な枚数は非公開ながらも、ある大会関係者は「今日はすごかったですね。上まで埋まっていたし、ここ数年では一番くらいじゃないかな」と驚きを口にし、別の関係者も「やっぱり錦織選手の効果はありますね」と目を丸くした。

ホームでの一戦を前に「（チケットが）完売ですと言われて、ちょっとドキッとして緊張が巡った」という錦織だが、２０１４年全米オープン決勝で敗れたチリッチと一進一退の攻防を披露。最終第３セットは相手のミスにつけ込んでリードを広げた。試合後には「サーブは復帰して一番良かった。ダブルスから良くて、先週からちょっと変えてやっているのが良くなってきているのかな」と安堵の表情を浮かべた。

次戦以降に向けては「この何日間か結構いい練習できて（調子が）上がってきている。こういう試合を増やしていきたい」。完全復活へ、日本で自信をつかむことはできるか。