ダウンダウン連想の若手コンビに歓声 Ｍー１グランプリ１回戦で異例のチケット完売

ｈａｒｕｏ（左）とｔｅｒｕｏ

漫才日本一を決める「Ｍー１グランプリ ２０２４」の１回戦が２７日、都内で開催され、アマチュアお笑いコンビ「ｔｅｒｕｏ ｈａｒｕｏ」が登場した。

兵庫出身のフリーター２人で、２０２２年４月にコンビ結成。お笑いコンビ「ダウンタウン」のファンだという。

ダウンタウンは、過去に「青空てるお・はるお」として活動した時期があったため、１回戦へのエントリーが公式サイトで判明すると、ネット上は「ダウンタウンではないか？」と騒然となった。

この効果は大きかった。前売りチケットは完売し、この日の会場には当日券を求める人が続出。整理券が配布されたほどだ。ｔｅｒｕｏ ｈａｒｕｏの出番時、客席はほぼ満席だった。Ｍー１関係者は「１回戦はアマチュアの数も多く、２０２３年大会からネタ時間は短縮されている。今回のように前売り券完売はあまりないこと」と驚きに目を丸くした。

ステージ上では、ｔｅｒｕｏがコンビ名に対して寄せられたネット上の賛否の意見をフリップで紹介。その横で、金髪のｈａｒｕｏは「ああ明日になんかならなきゃいいのにー」と歌い上げた。お笑い番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」で誕生したユニット「エキセントリック少年ボウイオールスターズ」による楽曲「ああエキセントリック少年ボウイ」の歌詞だ。

１回戦ではＭＣが印象に残ったアマチュア１組に「ナイスアマチュア賞」を贈呈する。ネット上ではｔｅｒｕｏ ｈａｒｕｏを推す声もあったが、受賞はならず。とはいえ世間の関心を集めたことは間違いないだろう。