小泉進次郎氏の敗因を陣営に聞いた! 父・純一郎氏&滝クリと距離?「それは関係ない」
東スポWEB / 2024年9月28日 6時8分
過去最多の9人が立候補した自民党総裁選が27日投開票され、石破茂元幹事長(67)が決選投票で高市早苗経済安保相(63)に21票差で勝利し、新総裁に選出された。10月1日の臨時国会で首相となる見込みだ。史上最年少首相の誕生かと期待された小泉進次郎元環境相(43)は3位に転落。失速した理由は――。
「皆さんのおかげで議員票1位、党員票3位。胸を張って堂々と皆さんのもとに戻ってきました」
総裁選後の陣営報告会でこう話す小泉氏は笑顔を見せつつも、敗戦のショックを隠しきれないといった様子だった。国会議員票75票、党員票61票の計136票の3着。8月下旬に総裁選出馬の情報が流れ、一気に本命に躍り出たはずだったが、告示後に勢いは急転した。
陣営関係者は敗因について、「見た通りだよ。党員票で負けた。党員は65歳以上が多いから、小泉氏の政策はピンとこなかったんだろう」と指摘。党員の支持を得られなかった理由の1つが討論会などでの珍発言だ。
数え上げればキリがないが一例を挙げよう。日本記者クラブ主催の討論会において、上川陽子外相から「来年カナダでG7があるが、首相としてどんなメッセージを発信するか」と聞かれ、「カナダの首相はトルドー首相です。就任した年は43歳です。私は今43歳です。43歳で首相就任というトップ同士が胸襟を開き、新たな未来志向の外交を切り開いていく」と返答。「43歳が関係あるの?」とネットでツッコミを受けた。
また、同じ討論会で日本記者クラブ側から「政治とカネや旧統一教会の問題が起きた時、なぜ小泉氏ら若手は党内で立ち上がらなかったのか」と聞かれると、「総裁選に決起した以上の決起はない」とキッパリ。ネットでは「進次郎構文じゃないか」と物議をかもした。
家族との距離も感じられた。父親の小泉純一郎元首相は告示日に日本テレビの直撃を受けて、「総理にならない方がいいのにね」と、まるで出馬に反対かのような発言をしていた。また、妻の滝川クリステルは所属事務所を通じて「今回の総裁選に対しても、滝川が関与することはございませんし、これに関する取材等をお受けすることはできません」と声明を発表していた。
影響はあったのか。陣営関係者は「じゃあ家族3人で並んだってメディアが喜ぶだけでバッシングを受けるだけしょう。(純一郎氏と滝川が出てこなくても)関係ないよ」と首を振った。
今回は3着とはいえ、純一郎氏も3度目の挑戦で総裁となっている。「純一郎氏は初出馬の衆院選では落選も経験している。進次郎氏もどんどん経験を積めばいいんだから」(同)
むしろこれからだ。
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