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【F1】レッドブルの最速タイム〝強奪問題〟 重鎮は「RBオーナー権剝奪」を主張

東スポWEB / 2024年9月30日 5時8分

F1界の重鎮ギュンター・シュタイナー氏(ロイター)

F1レッドブルによる最速タイム〝強奪〟問題を受けて、同チーム草創期に指揮したF1界の重鎮ギュンター・シュタイナー氏(59)が、姉妹チームであるRBのオーナー権剝奪を要求した。

22日に行われたシンガポール・グランプリ(GP)決勝では、マクラーレンのランド・ノリスが優勝を果たしたが、最速タイムを出した入賞者に与えられる1ポイントをめぐって大騒動が勃発。ノリスは最速タイムをマークしてゴール寸前を迎えたが、下位に沈んでいたRBのダニエル・リカルドがピットイン。タイムが出やすいソフトタイヤに履き替え、残り1周の60周目に最速タイムを記録した。リカルドは18位で入賞圏内ではないため、最速タイムを記録してもポイントは得られず、チームとして意味はない。そこで論争になっているのが、親チームにあたるレッドブルへの〝忖度〟だ。

レッドブルのマックス・フェルスタッペンが最も重要なドライバータイトルでノリスに迫られているため、ノリスから1ポイントを〝強奪〟するためだけに、リカルドにグループとして最速タイムを狙わせたとの指摘が当事者のマクラーレンや欧米メディアなどから相次いでいる。

レッドブルとRBは同じグループとはいえ、それぞれが独立したチームであり、RBが意図的にフェルスタッペンをアシストしたとなれば大問題だ。騒動が波紋を広げる中で、かつてレッドブルのテクニカルディレクターとして草創期を支え、F1界で影響力を持つシュタイナー氏が持論を展開した。

米モータースポーツ専門ポッドキャスト番組「レッドフラッグス」に出演したシュタイナー氏は、レッドブルによる2チームにわたるオーナー権を〝剝奪〟するよう要求した。

「この最速ラップは、ちょっと変な感じだったよ」と切り出すと、こう続けた。「F1のようなスポーツでは、オーナーが2つのチームを持つべきではないと思う。1つのチーム内ではなく、チーム間でチームオーダーがあるのではないかという疑念から逃れることはできないからだ」と2チームの所有体制が今回のような騒動を生むとズバリ指摘。

そして「F1は以前より大きく発展してきたので、将来的には誰も2つのチームを所有できないように修正する必要があるかもしれない」と2チーム所有の禁止を提唱した。

「問題は、異なるチームが同じ所有者によって所有されているということなんだ」と繰り返し強調したシュタイナー氏。レッドブルによるRBのオーナー権剝奪を求める議論が沸騰しそうだ。

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