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【新日本】王者・内藤哲也 ザック粉砕なら…1・4に〝意中の2人〟「現時点でどっちとは言わない」

東スポWEB / 2024年9月30日 5時8分

オーカーンを下した王者・内藤哲也の胸中は…

新日本プロレスの29日神戸ワールド記念ホール大会で、IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也(42)がグレート―O―カーンを退け初防衛に成功した。「G1クライマックス」覇者ザック・セイバーJr.との頂上決戦(10月14日、東京・両国国技館)に駒を進めた王者は、その後の展望に言及。来年1月4日東京ドーム大会メインイベントでの対戦を望む〝意中の2人〟への思いを明かした。

執拗な左ヒザ攻めに苦しんだ内藤だったが、最後はデスティーノで逆転勝利。G1公式戦で敗れたオーカーンへの雪辱に成功した。これでザックとのV2戦に駒を進め、「そこもクリアしたら、俺の新たなるチャレンジをしていきたいと思います。防衛戦の相手を、俺が指名しますよ」とその後の方針を表明した。

新日本では2013年以降、IWGP王者が翌年1・4ドームでG1覇者の挑戦を受ける流れが続いていた。しかし、今年はザックが年内の挑戦を表明し、流れが一変。内藤が指名制に言及したのは、東京ドームでの対戦相手を自分で選べる好機だからに他ならない。

視線の先には2人の男がいる。1人目はこの日NEVER無差別級王座を奪回し、両国決戦勝者への挑戦を表明した鷹木信悟だ。内藤は「レスラーになって1勝1敗ですし、もちろんそばにいて安心する選手ではありますが、プロレスラーを目指した時に最初に敵対視した男は鷹木信悟ですからね。そんな鷹木とタイトルマッチをやりたい。それが東京ドームであれば、それ以上の舞台はないですね」と理由を明かした。

もう1人は、師弟対決が待望されて久しい高橋ヒロムだ。今年7月の東京武道館大会では6人タッグ戦で初対決が実現した。「向き合った時の期待感はすごく感じましたね。あれは新日本プロレスの生え抜きの選手で言ったら、俺とヒロムにしか生み出せないんじゃないかなと。こんなカードは珍しいと思うので、無駄遣いはしてほしくない。でも、東京ドームのIWGP世界ヘビー級選手権なのであれば、ぜひともやってみたい相手かな」

師弟はともにヘビーとジュニアの王者だった20年3月に一騎打ちが決定したが、コロナ禍の影響で消滅していた。「確かにあの時は王者同士で、今の彼はベルトを持っていないけど、4年前よりもはるかに大きな存在、俺を脅かす存在になったのは間違いないでしょう。東京ドームのメインで向き合う資格は十分にあるんじゃないですか?」と目を輝かせた。

「現時点でどっちとは言わないですけどね」と含みを持たせた内藤だが、まずはザックという高い壁を越えることが最優先。群雄割拠の様相を呈す新日本マットで生き残り、希望をかなえることができるのか――。

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