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石破茂新総裁の目玉は小泉進次郎氏と三原じゅん子氏初入閣 〝トリプルパンダ作戦〟で全国行脚

東スポWEB / 2024年9月30日 6時8分

左から石破茂氏、小泉進次郎氏、三原じゅん子氏

10月1日に新首相に就任する石破茂氏が党役員および閣僚人事を固めた。目玉となるのは総裁選で争った小泉進次郎元環境相の選挙対策委員長と、元女優の三原じゅん子参院議員のこども政策担当相での初入閣だ。早ければ10月27日投開票の衆院選に向けて〝トリプルパンダ作戦〟を発動させるということだ。

5度目の挑戦で総裁の座を勝ち取った石破氏は野党側との対決姿勢を鮮明にするために予算委員会ではなく、党首討論の開催を打診している。立憲民主党の野田佳彦代表や野党党首とがっぷり四つに組んでから争点を明確化し、解散総選挙に持ち込む青写真だ。そんな中、カギを握る党役員人事でいち早く内定したのは小泉氏の選対委員長への起用だ。

選対委員長は選挙時の公認調整や選挙区分析などの受け持ち、党内では党三役に次ぐポジションで、党四役にもカウントされる。小泉氏は総裁選で閣僚経験が環境相しかなかったことがウイークポイントに挙げられ、官房長官や重要閣僚への起用が取りざたされていたが、あっさりと〝軽量ポスト〟を引き受けたことになる。

「裏金問題を抱える候補者の衆院選での比例重複での立候補を禁じるサプライズがあるかもしれませんが、来年の参院選も含めてほぼ公認は固まっていて、調整で骨を折ることはありません。閣僚だと選挙時に公務でフルに応援活動できないが、選対委員長なら全国を飛び回れる。石破氏にとっては願ったりかなったりで、候補者も進次郎氏が応援に来てくれるならありがたい話」(党関係者)

ネックと予想された女性閣僚はなんとか2人が入る。石破氏は推薦人20人に一人も女性が名を連ねておらず、当選後の報告会に駆け付ける〝女房役〟の議員もいなかった。総裁選のライバルとなった高市早苗経済安保相には総務会長や閣僚を打診したが断られた。結局、阿部俊子衆院議員が文科相、そして三原氏がこども政策相で初入閣となる見込みだ。

三原氏は初当選後に石破氏が主宰する政策勉強会「さわらび会」に参加し、2012年の総裁選でも石破氏を支持していた。ところが、16年の参院選を前に比例代表から神奈川選挙区に変更した際に菅義偉氏に世話をしてもらったころから石破氏と距離を置き始め、18年の総裁選では石破氏の推薦人になることはなかった。今回も小泉氏の推薦人を務めていたが、石破氏と絶縁関係にはなっていなかったようだ。

「石破氏は国会論戦で対応できる政策通を大臣起用の条件に挙げていて、三原氏の起用は疑問が残るところですが、ほかに女性閣僚のアテがなかったのでしょう。悲願の入閣となる三原氏は知名度抜群で、選挙時には全国から応援依頼が入る。進次郎氏とともに地方を中心にドサ回りを頼まれることになるでしょう」(同)

他の党役員や閣僚は仕事師に任せたことで、かつてない地味な顔ぶれとなるが、石破氏と小泉氏、三原氏の3人が、全国行脚する作戦で、難局を乗り切る考えだ。

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