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【RIZIN】青木真也 矢地祐介の〝塩判定〟を大絶賛する理由「一瞬、石井慧さんかと思ったよ」

東スポWEB / 2024年9月30日 6時8分

RIZIN埼玉大会と同日、KO-D無差別級王者ながらDDTで第1試合を任された青木真也

総合格闘技イベント「RIZIN.48」(29日、さいたまスーパーアリーナ)で行われたRIZINライト級王座戦は、王者ホベルト・サトシ・ソウザ(35=ブラジル)がルイス・グスタボ(28=ブラジル)をわずか21秒でKOしV3に成功した。まさかの秒殺劇はなぜ起きたのか。バンタム級王座戦とともに〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が鋭くメスをいれた。

意外な決着だった。戦前は寝技にたける柔術家のサトシとストライカー・グスタボの対決だけに、どちらが自分の土俵に引きずり込むかがポイントとされた。しかし、結果はサトシが21秒でTKO勝ち。最初に放った強烈な右のミドルキックをキャッチされると迷わず右のパンチをあごに叩き込み、グラついたところを左ストレートで打ち抜き、試合を終わらせた。

予想に反する結末だったが、青木は「決してラッキーパンチじゃない。この試合にはロジックがあるんだ」と声をしゃがれさせる。「前提としてサトシは蹴りが強いんだよ」と、右ハイキックで勝機をつかんだ3月の中村K太郎戦も引き合いに強調。

その理由として「思いっきり蹴れるからだ。だって、蹴りをキャッチされて転ばされても組み技で勝るから怖くないじゃん。これって俺(の戦い方)も同じ理屈なんだけどね」と、テークダウンされても自らの土俵になるため、迷いなく蹴ることができるからだと説明した。

強い蹴りをくらわないために相手は手でディフェンスをするしかなく、結果ガードが甘くなったアゴにパンチがヒットしたわけだ。青木は「しかもサトシは握力が強いからパンチが強いんだ。それで今回の結末になったってわけだよ。ラッキーどころか、狙い通りだったんじゃない?」。組み技のあるMMAならではのKO劇だったのだ。

続いてセミで行われたRIZINバンタム級王者決定戦にも、青木はメガネを光らせる。試合は、井上直樹が1ラウンド(R)3分55秒で韓国のキム・スーチョルにTKO勝ち。井上が組みつこうとする相手に的確な打撃を叩き込み続け、最後はスーチョルがロープの外に逃げようとしたためにレフェリーが試合を止めた。

青木は「井上の技術がすさまじかった」と感嘆。その上で「最初にキムが前に出て、それをいなして殴った時点で、井上の勝ちがほぼ決まったよね。まさに闘牛士だった。突進してくる相手をかわし、殴り続ける。文句なしの勝利だったと思う」と帽子を脱いだ。

一方で「ただ、今回の大会でもっとも際立ったのは矢地さんだ」と宇佐美正パトリックに判定勝ちした矢地祐介を見逃さない。「1~4試合目まで全部1R決着だったのが、5試合目を任された矢地さんにとって不運だった。おかげで〝塩〟が際立ってしまった」と老害を吐き出す。

だが「でもここまで〝塩漬け〟できるのは立派だ。一瞬、石井慧さんかと思ったよ。ここまで来れば矢地さんは、格闘技界に欠かせない存在になるんじゃないか」と指摘。「料理も甘いだけだと飽きるだろ。そこに塩味があるから甘さが際立つのであって。つまり興行をコース料理として考えた時、重要な存在になるんだ」と語気を強めた。

そして青木は「それはそれとして、俺はKO―D王者なのに、とうとうDDTで第1試合になった。干されるのも時間の問題だろう。俺かフアン・アーチュレッタか、どっちが先に干されるやら…」と自嘲。最後に「ああ、MICHIKOのインスタグラムとともに夜はふけていく…」と意味不明なことを口走ると、一方的に通話を切り、取材を強制終了した。

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