SKE48が名古屋で歌番組出演ゼロの大ピンチ！ プロモーション不足にファンの不満爆発

この日の数日前、末永桜花に話を聞く機会があった。末永の初センター曲「好きになっちゃった」での歌番組出演はゼロ。７０万枚を売り上げた「愛のホログラム」も深夜のローカル番組で２、３回披露しただけで終わった。末永がセンターを務めた２曲の総売り上げは推定で１６億円以上。だが１度も全国ネットの歌番組で披露されることはなかった。

センター曲を全国に届けることができなかったことについてどう思っているのか。末永は「私の力不足もあったのかな…」と前置きをしながらこう語った。「ゴールデンタイムの歌番組に出演させていただくことがかなわなくてめちゃくちゃ悔しいです。きっとこの悔しさは一生ついてくると思う」

無念さが伝わってきた。

ＳＫＥ４８は１０月に「ＰＬＡＹＬＩＳＴ」（ＴＢＳ）、「オールナイトフジコ」（フジテレビ）で新曲「告白心拍数」を披露したが、いずれも深夜帯のローカル番組のため名古屋での放送はなかった。冠バラエティー番組「ＳＫＥ４８の未完全ＴＶ」（テレビ愛知）の中で歌っただけで、名古屋で放送される歌番組での新曲披露はまだない。ちなみに今年の上半期シングルＣＤセールスランキング（ビルボードジャパン調べ）でベスト１０入りしたアーティストの中で全国ネットの歌番組に出演できなかったのはＳＫＥ４８だけ。５０万枚以上のＣＤセールスを記録したシングル曲で全国ネットの歌番組に出演できなかった女性アイドルグループは芸能界の歴史の中でＳＫＥ４８しかない。

このままだと今年の下半期、名古屋で放送される歌番組でＳＫＥ４８の出演はゼロで終わる。それだけにファンの間では「ヤル気が感じられない」と歌番組へのプロモーションを担当している所属レコード会社・エイベックスへの不満がくすぶっている。

元ＫＥＩＲＩＮグランプリ王者でＳＫＥファンでもある加藤慎平氏が「地方を拠点にしながらこれだけ結果を残しているＳＫＥ４８を全国で見たい。エイベックスはもっとメンバーが出した結果に報いてあげないとダメでしょう」と言えば１９年にＳＫＥ４８を卒業した松村香織も「ＣＤを７０万枚売るのって本当にすごいことなんです。だからこそエイベックスさんにはレコード会社としてメンバーの頑張りにもっと寄り添ってあげてほしい。ＣＤをたくさん売っても歌番組に出られないのでは〝選抜メンバーになる意味がない〟ということになっちゃいますよ」と厳しい口調で語った。

「ＳＫＥ４８はかわいい子ばかりだし、新曲のダンスもすごくいい。倉島杏実ちゃんや大村杏ちゃんが見たいです。ＴｉｋＴｏｋやネットでのバズりが評価される時代ですがゼストやエイベックスにはもっとプロモーションを頑張ってもらいたいです」（高須院長）

これから年末にかけて各テレビ局で歌番組が放送される。だが１１月、１２月にＳＫＥ４８が歌番組に出演する予定は全くないという。