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【プレミア12】台湾の曽豪駒監督 先発急きょ変更で謝罪&意図説明「いい状態で温存したかった」

東スポWEB / 2024年11月24日 0時19分

メンバー表交換で、深々と頭を下げる台湾の曽豪駒監督(右)

野球の日本代表・侍ジャパンは23日に「プレミア12」スーパーラウンドの台湾戦(東京ドーム)に9―6で逃げ切り、1次リーグから全勝で決勝進出を決めた。打線が決勝ラウンド3試合連続の2ケタ安打。初回に村林(楽天)の先頭打者弾で勢いをつけ、いきなりの4得点で主導権を握った。中盤に1点差に詰め寄られるも、5回に清宮(日本ハム)の適時三塁打などで3点を加え、相手に流れを渡さなかった。勝負所を心得たゲーム運びで大会連覇に弾みをつけた。

この日の試合前、急きょ相手先発が変更になる異常事態を難なくはね返した。12時開始の第1試合で米国がベネズエラに勝利したことで台湾の決勝進出が決定。この日の日本―台湾戦は消化試合と化したことで、予告されていたエース左腕の林昱珉投手から陳柏清投手に慌ただしく替わった。台湾の意向をWBSCが許可。日本はそれを粛々と受け入れ、動揺を表に出さず勝ち切ったゲームだった。

すでにオーダーを選手に伝え、ミーティングまで済ませていた日本側にとっては寝耳に水の事案。試合後、台湾の曽豪駒(ソ・ゴウク)監督は「投手を急きょ替えたことに関しては、日本側に大変申し訳なったと思います。昨日、いろいろと戦略を考える中で投手をいい状態で明日の決勝に向かわせるためにこういう選択をしたことになります。いい状態の投手を明日に向けて温存したいと思いました」と説明し、謝罪した。

井端監督は「先発投手が変わることは、向こうから聞かされたというか、提案があった。僕らが関わることじゃないので、大会側に言ってもらうこと。決めるのは大会側なので、あまり気にせず大会側の判断だと思っていた。勝ててよかったです」と冷静に経緯を振り返り、タクトを振るった。

国際大会の連勝を27に伸ばし、今大会残すはあと1試合。井端ジャパンがたくましく世界の頂を取りにいく。

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