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【日本ハム】新庄監督が1か月ぶり公の場 田中将大は〝見送り〟も…鷹・リチャードには熱視線

東スポWEB / 2024年11月29日 21時4分

納会に出席し、取材に応じた日本ハム・新庄監督

日本ハムの新庄剛志監督が29日、札幌市内で行われた球団納会に出席。その後、行われた報道陣との対話で来季日本一奪還に向けた補強策の一環として楽天退団を表明した田中将大投手(36)と移籍志願が噂されているソフトバンク・リチャード内野手(25)について言及した。

先月24日のドラフト会議で自ら来季の続投表明を行って以来、およそ1カ月ぶりに公の場に姿を現した指揮官は「うん、ずっとアップデートしていました」とニンマリ。

ただ、この間にチームで行われていた秋季キャンプや自軍選手が出場した「プレミア12」などは映像で確認していたそうで「別に見なくてもよかったんですけどね。ほんとに疲れたんですよ。3年間(監督を)やり切って。十分、僕の描いているチーム作りができたんで。でも、ソフトバンクに(CSで)負けて気合を入れさせてもらって。腹立って、腹立ってね(笑い)。だから軽井沢とか行って。ゆっくりしてました。野球のこと考えずに」とこの1カ月は国内で野球を忘れ静養していたことを明かした。

それでも、現在球界内で注目されている移籍の可能性のあるFA選手や、他球団を自由契約になった選手らには興味津々のようで「欲しいな、っていう選手は何人かいますね」と断言。すでに球団とも獲得に向けての話し合いを重ねているという。

そうなると注目されるのが、楽天を退団する田中将大投手や「移籍志願」を試みていると言われるソフトバンク・リチャード内野手の獲得に向けた動きだが、新庄監督は田中将については「見送り」を強調。リチャードについては「私見」を強調した上でこう持論を明かした。

「僕からは言わないですけど、(リチャードが獲得できたら)どうですか、ってフロントに言われたら、ぜひ受け入れたいというのはあります。今ウチにいる一塁、三塁を守るの選手たちを彼は奮い立たせられますからね。エスコンは狭いし、僕のところに来たら変えられる自信はあるし。ただ、田中君は…。彼の場合はあまり分からないですけど、実績があり過ぎてウチの若い子たちがどうかな、と。扱いづらいとかは僕は気にしないので大丈夫ですけど、彼のプライドとかもあると思うので。やっぱり僕は(各球団で)埋もれている選手が大好き。人を育てるというのが一番面白いんで。その実績もあるしね」

もちろんルール上、自由契約になる前の選手を獲得することはできない。現段階ではリチャードはソフトバンクの選手。獲得まではいくつもハードルが存在する。

果たして今後、新庄監督の意向をもとに日本ハムは来季日本一奪還に向け、どんな動きを見せていくのか。日本ハムのオフの動向から目が離せなくなってきた。

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