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【テニス】女子世界2位の〝ドーピング違反〟に疑問の嵐「選手によって処罰の仕方が異なる」

東スポWEB / 2024年11月29日 21時35分

1か月間の出場停止となったイガ・シフィオンテク(ロイター)

テニスの女子シングルスで世界ランニング2位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)の〝ドーピング違反〟を巡り、各方面から疑問の声が上がっている。

テニス界で不正を監視する機関として知られる国際テニス・インテグリティー・エージェンシー(ITIA)は、シフィオンテクに1か月の出場停止処分を科したと発表。8月のドーピング検査で禁止薬物のトリメタジジンが検出され、9月12日から暫定的に出場停止処分を受けていたものの、ITIAは選手の過失について「重大な過失または怠慢なし」との見解を示した。

そんな中で、女子シングルスで元世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)はインスタグラムを通じて「なぜ扱いや判断にこれほど大きな差があるんだろう。論理的な答えは見つからないし、あるとも思えない」と不満を吐露。ハレプは四大大会2勝を含むツアー通算24勝を誇るが、22年に禁止薬物のロキサデュスタットが検出された。故意の摂取を否定するも、約2年間コートに立つことができなかった。

選手だけでなく、中国メディア「テニスホーム」も今回の騒動に反応。「テニス界で何が起きているのか?」との見出しを立てた上で「シフィオンテクのドーピング事件は、他の選手から強い反発を引き起こした。カナダのデニス・シャポバロはシフィオンテクの出場停止期間に不満をのぞかせ、ポーランドの選手からも選手によって処罰の仕方が異なるようだと疑問の声が出ている」と報じた。

テニスだけでなく、さまざまな競技で波紋を呼ぶドーピング問題。選手たちのイラ立ちも日に日に高まっているようだ。

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