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【ソフトバンク】近藤健介 右翼コンバートに使命感「ギーさんの負担を減らす」

東スポWEB / 2024年11月29日 22時14分

会見を終え笑顔の近藤健介

ソフトバンクの近藤健介外野手(31)が29日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸5億5000万円プラス出来高払いでサインした。

7年契約の2年目となった今季は129試合に出場して、打率3割1分4厘をマークして首位打者のタイトルを獲得。4番・山川の後ろを打つ「不動の5番」として19本塁打、72打点の存在感で、相手に脅威を与え続けた。シーズンMVPの活躍でチームの4年ぶりリーグ優勝に大きく貢献。三笠GMが「これよりもっと頑張ってくれ、とは言えない成績だった」と語る見事なパフォーマンスだった。

シーズン終盤に右足首を捻挫。会見では「143試合に出て、タイトルを取りたかった。日本シリーズも負けましたし、後味は良くない1年だった」と語り、こだわりの強かった2年連続の全試合出場を逃した悔しさをにじませた。

全治3か月の捻挫だったが、負傷から1か月後に始まったポストシーズンから戦列復帰。慎重に状態を見極めつつ、絶対的主力の責任感が超速復帰を後押しした。

来春の宮崎キャンプは、小久保監督から2月前半の調整を一任する「S班」に指名されている。右足首の状態を焦らず戻すと同時に、責任感を持って万全の調整を進める。来季からは「左翼」から「右翼」へのポジション変更を指揮官から通達されている。「コンバートしてギーさん(柳田)をDHだったり、負担を減らすということだと思っている。まずはケガすることなく、1年間ライトを守れる体づくりが大事だと思う」と戦略的意図を理解した上で使命感をのぞかせた。

FA戦士の鑑のように移籍1年目からフル回転の近藤。「(来季も)143試合に出てタイトルを取りたい。また1からレベルアップに努めていきたい」。来季も鼻息荒く自慢の打棒で鷹をけん引する。(金額は推定)

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