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都議会自民党でも裏金疑惑!追及チームに柿沢未途氏〝潰した〟記者 石丸新党に追い風も

東スポWEB / 2024年12月12日 6時4分

東京都議会の本会議場

また裏金問題だ。東京都議会自民党の政治団体「都議会自民党」の政治資金パーティーを巡って11日、裏金疑惑が取りざたされた。パーティー券をノルマを超えて販売した場合、その分をプールした議員が複数いるというのだ。政治資金収支報告書への記載はなく、安倍派の裏金疑惑とそっくり。来年夏に行われる都議選への影響は避けられない。

今年の「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに入ったのが「裏金問題」だった。自民党安倍派を中心とした派閥の政治資金パーティーを巡って、ノルマ以上のパーティー券を売ったらその分だけ派閥から議員にキックバックがあり、政治資金収支報告書に記載せずに裏金化していたという疑惑だ。

約1年前から騒がれ出し、国会議員や会計責任者らが政治資金規正法違反の罪で立件。影響は10月の衆院選にも響き、自民党は大敗、少数与党となった。この「裏金問題」が来年も続きそうなのだ。

収支報告書などによると、都議会自民党は2019年12月と22年5月に都内でパーティーを開催。パーティー券販売には議員に対してノルマが課されており、ノルマを超えた分をプールしていた疑いがあるという。

すでに斎藤元彦兵庫県知事の公選法違反疑惑について告発状を出した上脇博之神戸学院大教授が1月に、都議会自民党の会計責任者らに対して政治資金規正法違反容疑で告発状を東京地検に提出していた。「しんぶん赤旗」でも疑惑が取り上げられていた。

11日に東京新聞が報じたことをきっかけに大手メディアでも報道。大きなニュースとなっていた。都議会自民党の小松大祐幹事長はこの日、報道陣に「厳粛に受け止めている。それぞれの議員が専門家に資料を提出し、調査中だ」とコメントした。

また、都議会自民党関係者は「勘違いしている人がいるかもしれないが、東京地検に資料を提出しているわけじゃない」と、捜査ではなく自主的な調査だと強調。「基本的に正しいと思って政治資金収支報告を作っている」と、悪意のあるものではないとした。

疑惑の沈静化を図る都議会自民党だが、どうなるかは不透明だ。他党関係者は「国政の裏金問題でも自民党は『こんなの大したことない』という態度でしたよね。それがまったく沈静化せずにずっと尾を引いて、衆院選では大負けした。今回のことも来年夏の都議選に影響があるでしょう」と指摘した。

「この件を報じた東京新聞の取材チームには江東区長選を巡る公職選挙法違反事件を取材した記者もいるということです。この事件では区長の木村弥生氏と衆院議員だった柿沢未途氏が辞職しています。かなり力が入っているでしょうから、そう簡単には終わらないとみています」(同)

現在の都議会では都議会自民党が第一党で都民ファーストの会が第二党となっていた。来年夏の都議選には、都知事選に出馬し2着となった広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏が地域政党をつくって挑戦する意思を示している。都議会自民党の裏金問題は石丸新党の動向とあいまって都議会の構成を大きく変えてしまうかもしれない。

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