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大麻取締法改正で「使用罪」新設のワケ 合法のタイ・バンコクでは治安悪化

東スポWEB / 2024年12月12日 6時4分

タイ・バンコクの街並み

麻薬取締法と大麻取締法の改正法が12日から施行される。改正法では医療用途を解禁する一方で使用罪を新設した。

これまで大麻に関しては所持・譲渡は禁じられていたが、大麻草を栽培する農家が作業中に吸引することなどが考慮され、使用には罰則がなかった。しかし、使用罪がないことで、大麻使用へのハードルを下げるという側面もあった。これまでも大麻使用の疑いがあっても、大麻が見つからなければ立件が難しかった。

大麻は他の違法薬物と比べ激しい症状が出にくいとされ、長年使用し気付かないうちに依存症になる傾向が指摘されている。また、より強い刺激を求め、覚醒剤などの他の違法薬物など手を出すようになるためゲートウェイドラッグとも呼ばれている。若い世代の乱用拡大が社会問題化しているのだ。

海外には合法の国もあり、2022年にはタイがアジアで初めて大麻の一般使用と栽培を承認。医療用大麻の普及と経済効果が期待されたが、ここにきて娯楽目的での使用が問題になっているという。

「バンコクの中心街に大麻草をかたどったマークの看板を掲げた大麻ショップが乱立しました。オシャレなカフェなどもあるのですが、街のいたるところから独特の大麻のにおいが漂ってきます。トラブルも増え、かなり街の治安が悪くなった印象です。経済効果をもたらす一方で、娯楽での使用については厳しい目が向けられています」(バンコク事情通)

先月には、タイから乾燥大麻約2キロ(末端価格約1000万円相当)を密輸した疑いで男2人が逮捕されるなど事件が後を絶たない。

大麻議論はまだまだ続きそうだ。

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