開成高校の入試実質倍率は2.8倍。2019年度は受験者数が減少
LIMO / 2019年3月12日 11時0分

開成高校の入試実質倍率は2.8倍。2019年度は受験者数が減少
開成高等学校の2019年度の高校入試は、出願者数が537人、受験者数は519人、合格者数は188人となり、受験者数を合格者数で割った実質倍率は2.76倍となった(2019年2月12日現在)。
開成高校の実質倍率推移
実質倍率は過去5年間を見ると年度によるばらつきはあるが、5年前と比較すると低下している。
平成27年度(2015年度)からの実質倍率の推移は以下の通り。
2015年度:3.22倍
2016年度:3.25倍
2017年度:2.86倍
2018年度:3.00倍
2019年度:2.76倍
過去5年で最も倍率の高かった2016年度に3.25倍であった水準が、2019年度には2.76倍となっている。
高校の実質倍率の低下の要因とは
実質倍率低下の主な要因は受験者数の減少にある。
以下、過去5年の受験者数の推移である。
2015年度:644人
2016年度:632人
2017年度:519人
2018年度:523人
2019年度:519人
受験者数は2015年度と2019年度を比較すると125人減少していることになる。2015年度の644人をベースにした変化率でいえば、▲19%減である。
受験者数の減少に合わせて合格者数も減少しているが、そのペースのずれにより、実質倍率が減少することとなっている。
ちなみに合格者数の推移は以下の通りである。
2015年度:200人
2016年度:194人
2017年度:181人
2018年度:174人
2019年度:188人
中学の受験者数はおおむね横ばい
高校の受験者数は減少の一方で、中学の受験者数は概ね横ばいとなっている。
2019年度の中学の受験者数は1159人で、2015年度の1171人と比べると微減となっている。もっとも、2019年度の出願者数は1231人と2015年度の1222人を上回っている。
また、中学の合格者数も大きな変化がなく、2015年度に395人であったのが、2019年度は396人だ。結果、倍率も変わりがない。
このように中学受験と高校受験の受験者数の状況に違いがあるように見える。今後も高校の受験者数の動向から目が離せない。
【参考資料】
開成中学校・高等学校「入試状況・結果」(https://kaiseigakuen.jp/admission/exam/result/)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「人生で一番うれしい」香川県の公立高校で自己推薦入試の合格発表 平均倍率は2.03倍
KSB瀬戸内海放送 / 2025年2月10日 11時46分
-
今年は例年になく寒いけど…プロ野球の沖縄キャンプを楽しもう!【タイムス+プラスから2月1日~7日】
沖縄タイムス+プラス / 2025年2月8日 11時0分
-
神奈川県内公立高校の志願状況 全日制競争率は1.17倍
カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月30日 23時6分
-
【京進 合格者数速報】愛知県立明和高附属中 初年度の入試 普通コース合格者17名
Digital PR Platform / 2025年1月28日 13時0分
-
【京進】愛知県立明和高附属中 普通コース 1次選抜 合格者数 速報
Digital PR Platform / 2025年1月21日 13時30分
ランキング
-
1若手と企業が考える「安定している」の意味は違う そもそも「今どきの若者はすぐ辞める」も間違い
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 12時0分
-
2鉄鋼、アルミに25%関税=国内産業保護で―日本も対象、3月実施・トランプ米大統領
時事通信 / 2025年2月11日 17時46分
-
3「タワマン大暴落」を待ち望む人が知らない"現実" 修繕積立金の高騰を心配している人もいるが…
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 7時45分
-
4中国の鉄鋼株が下落、トランプ関税で輸出に不透明感
ロイター / 2025年2月11日 15時26分
-
5トランプ大統領は仮想通貨にとって天使か悪魔か 「トランプ関税」の余波で史上最大の売りを招く
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
