1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

60代の貯蓄の平均はいくら?そのお金どう運用する?

LIMO / 2019年3月12日 19時0分

写真

60代の貯蓄の平均はいくら?そのお金どう運用する?

60代の貯蓄金額の平均と目安はどのくらいなのでしょうか。「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」をみていくことで、60代の平均貯蓄額と今後の資産運用について考えてみましょう。

60代の平均貯蓄金額とは

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)によると、60代の金融資産保有額(金融資産保有世帯)の平均は2415万、中央値が 1500万となっています。ここでいう金融資産保有世帯というのは、金融資産を持たない世帯を除いたベースです。

また、金融資産非保有世帯も含めた平均は1849万円、中央値が1000万円となっています。

ちなみに、「貯蓄」には預貯金だけではなく、株式や債券、投資信託、生命保険などが含まれます。預貯金だkではないことに注意をしてください。

こうしてみると、60代の平均貯蓄額は金融資産を持たない世帯も含めて1000万円あるといえます。

平均値と中央値どちらが「真ん中」なのか

金融資産を保有しない世帯を含む集計では、平均とされている1849万円を含む1500~2000万円未満の貯蓄がある層は、たった8.2%しか存在しません。なぜ、8.2%しかいないのに平均なのだろうとお考えの方もいるかもしれません。

今回の集計の中では、金融資産を保有しない世帯が22.0%!存在します。

一方で、3000万円以上の金融資産を持つ世帯が18.6%あり、平均を計算する際に、一部の人の貯蓄額が平均値に大きな影響を与えてしまっている結果、歪みが生じていることが分かります。

そうした影響を除いて、いわゆる「真ん中」を知りたい場合には、中央値をみることも重要でしょう。

60代はどのような資産運用をすればよいのか

さて、60代の場合、住宅ローンや教育費への支出が完了し資金面で余裕が出てくる世代です。

また、定年を控えている、もしくはすでに定年退職をしており、老後のために手元資金を運用していかなければいけない世代でもあります。

事前に貯蓄を多めにしておきたいところですが、すでに60代に達している場合にはどうすればよいのでしょうか。

できるだけ仕事を続ける

一つ目は、資産運用に回せる資金を減らさないために、仕事を続けられるのであれば続けられるに越したことはありません。定年退職後も積極的に就職活動するというのは検討に値する選択肢です。

また、定年退職までに、貯蓄は十分してきたという方は、資産運用の内容を吟味すべきでしょう。貯蓄性保険としてあげられる終身保険などに加入している方も多いかと思います。必要なくなった保険内容である場合には、解約をして解約返戻金を手にして、資産運用に活用するという手もあります。

老後も資産を増やすという発想に

二つ目のポイントとしては、老後は貯蓄を取り崩すのではなく、リスクをコントロールしながら資産形成をするという発想です。

手元の流動性を気にするのであれば、金融機関の預貯金が良いですが、流動性を確保したのであれば、リスクコントロールを主題とした投資信託などで、リスクをとりながら資産形成をしていければよいでしょう。

年金基金なども年間数%前半のリターンを長期的に求める運用をしています。株式や投資信託はリスク性資産だからといって欲張らずに、安定的に増やすという発想もありでしょう。

まとめにかえて

人生100年時代ともいわれる環境になってきました。定年後も人生は数十年と続く可能性もあります。投資信託の運用だけではなく、やはり保険の機能も欲しいということであれば、変額保険という選択肢もあります。組み入れる投資信託は長期でしっかりとリターンが出ている安定した投信信託を選択できれば、メリットを享受できることでしょう。

金融リテラシーは、今後の100年時代には必須となりつつあります。金融の基礎知識とざっくりとした金融商品の理解は欠かせません。自分のライフスタイル、人生設計にあったポートフォリオを保有したいものです。

【参考文献】

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください