上司や同僚からの評価を上げる5つの方法〜昇給やキャリアアップにつなげるには?
LIMO / 2019年4月1日 19時45分
上司や同僚からの評価を上げる5つの方法〜昇給やキャリアアップにつなげるには?
長いキャリアの中で、昇給や昇格を考える機会はたくさんあると思います。具体的に何をしたら上司に評価してもらえるか、同僚に評価してもらえるかを模索している人も多いでしょう。そこで今回は、上司や同僚からの評価を上げるポイントについてご紹介します。
成果発表の際に他人の協力をきちんと伝えること
会議やミーティングなどで、販促施策の効果測定結果を報告したり、プロジェクトの進捗を報告したりすることがありますよね。その際にしっかり個人名を出して「〇〇さんにデータ集計してもらって…」とか「〇〇さんにこちらの対応をしていただいて…」と伝えることがポイントです。
成果の報告の場というのは、嫉妬や不満の生まれやすいシーン。同僚に足を引っ張られないためには、他人の成果についてもきちんと周囲に伝えることが大きな意味を持ちます。
こうした発言をすれば、同僚は「自分の成果を横取りされた」とは思いませんし、上司だって別に「同僚の〇〇さんがやったから、あなたは何もしていないのか」と思ったりしません。むしろ周囲と仕事をうまく分担、協力して進めていることがわかって好印象です。つまり、同僚の成果を伝えてもあなたには何のマイナスもないのです。
逆に、同僚の成果をすべて自分がやったことかのように話すと、後から面倒なことになることも。上司はあなたがやったと思っているのに、何かの拍子に「あの仕事は実は自分がやりました」と同僚から上司に伝わると当然印象はよくないですよね。
実際には協力して仕事をしていても、他の同僚の成果を横取りしているかのように見えてしまい、上司の印象もマイナスになるばかりか、同僚も不満を溜めてしまいあることないこと吹き込む可能性もあります。周囲に足を引っ張られないためには、一見些細なことであってもこうした気遣いがとても重要なのです。
自己評価シートの記入は具体的かつ早めに
人事評価のために、自己評価を入力するシートを用意している会社も多いと思います。ちょっと大変ですが、この自己評価シートで手を抜くのはNG。
自己評価シートの記入は、上司が見逃したり忘れたりしているあなたの成果を掘り起こす作業です。上司があなたのことを採点するときに、この評価シートを見て「そういえばこんなこともやってくれたな」とか「こんなことまでしてくれていたのか」と気付いてもらうようにするわけですね。
多くの場合、半期ごとの人事評価だと思いますが、上司だってたくさんの部下の半年間の活躍や成果をすべて覚えているわけではありません。それをきちんとアピールすることで上司もあなたを評価しやすくなるのです。
上司の立場で考えてみてください。あなたを昇給昇格させるには、他の部長や取締役、人事部などを相手にあなたの評価ポイントを伝えて納得させる必要があるのです。それには具体的な数値やエピソードが必要ですよね。それをしっかり書いておくことが大切です。
「~の収益は、前期比120%となりました」とか「新規顧客〇件獲得、収益は〇〇万円増加」など数値を入れておくとより説得力が増します。そう書けるように、普段の仕事でも数値を意識して働くことが大事ですね。
また、早めに提出するだけでも印象がいいですし、上司も他の部下のシートをチェックしなければいけませんから締め切りに近づくほど1人のシートにかけられる時間が限られます。早めに着手して早めに提出できるようにするだけで、上司があなたのシートにかけられる時間が増えるのです。
自分のやりたいことをはっきり口にすること
上司と2人で話す機会があれば、自分のやりたいことをはっきり伝えましょう。今やりたいことでもいいですし、将来的にこういう仕事がしたいという話でもいいでしょう。自分のやりたいことに手を挙げておくことで、仕事へのやる気も伝えられますし自分のやりたい仕事が回ってくるチャンスが増えます。
たとえば、プロジェクトに人が不足して誰かを新たにアサインしなければならないという状況に陥ったとき、あなたならどうしますか。前々から「その仕事やってみたいです」と言っていた部下に仕事を振ってみようかと、まず考えますよね。
その人の能力やスキル不足でアサインできないこともありますし、他にたくさん仕事を抱えていて残業が多いなどという場合にも任せられないことはあるでしょうが、まず頭に思い浮かぶことは確かです。
職場で自分の好きな仕事、やりたい仕事に関わるというのは大きなポイントです。モチベーションも上がり成果が出やすくなるので、やりたい仕事をして評価を上げるといういいサイクルをつくることができます。それならストレスも感じにくいですし、仕事によりいっそう身が入りますよね。
毎日その日の成果物を報告すること
あなたは毎日自分がその日にしたことを上司に報告していますか。当たり前のことのように感じるでしょうが、実行できていない人も少なくないものです。成果が出たら報告するのは当然のことですが、毎日その日の業務時間を使ってあなたが何をしたか、何を成し遂げたのかということを目に見える形で上司に知らせるのはとても重要なタスクです。
上司の方からあなたに逐一「今日は何をしたか」なんて聞きませんよね。トラブルがあったときや大きな成果が出たときにはすぐに報告に行くと思いますが、それ以外の業務でも密にコミュニケーションを取ることで上司にあなたの仕事が見えてくるようになるのです。「アイツはいつも何をしているかよくわからない」と思われるようではだめですよね。
毎日「成果を出そう」という気持ちでいると仕事にも集中できます。何でもいいのです。キャンペーン施策の報告をしたり、交渉中の案件の進捗を報告したり、プロジェクト内で解決した課題を報告してもいいですね。
「~と言ったら〇〇さん」と頼られることを1つ持つこと
上司や同僚に頼られる自分でいるために、「~と言ったら〇〇さんだよね」と言われる分野を1つ作りましょう。これもシンプルですが、とても大事なことです。
たとえば筆者は、「他社や業界に知り合いが多く、情報を入手しやすい」と言われるように、さまざまな機会で人脈を増やしていきました。自分から業界内の飲み会を開いたり、業界の人間が集まる場に積極的に参加して自分から声を掛けたりして知り合いを増やしていきます。
そうすると、何か競合他社のことで知りたいことが出てきたときに「ちょっとA社にこの話聞いてみてくれない?」と頼ってもらえたり、「こういう懇親会があるけど参加しない?」という声もかけてもらえます。また、「人当たりがよく業界に詳しい人」「どこに出しても恥ずかしくない人」という信頼を得られると、上司が参加するような会合にも「一緒にどう?」と誘ってもらえるようになるのです。
こうして自分の強みをしっかりアピールすることで活躍の場が広がりますし、周囲から頼られる存在になることができます。PCに強ければ上司や同僚のPCトラブルに駆け付けてあげてもいいでしょうし、数字に強ければ分析を任せてもらえればいいでしょう。とにかく自分の強みをしっかり周囲にアピールして、何か1つでも頼られる人になることが大切です。
まとめ
いかがでしたか。人から評価されるようになるのは本当に大変なことです。しかし、普段の意識を少し変えるだけで評価は大きく変わるものでもあるのです。ぜひ一度、自分の仕事について振り返ってみて、できることがあったら実践してみてくださいね。
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