消せるゲルインクボールペン「uni-ball」シリーズでおなじみ。三菱鉛筆の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.mpuni.co.jp/ir/pdf/20190328172326.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手の筆記具メーカーである三菱鉛筆です。

三菱鉛筆の平均年間給与はいくらか

三菱鉛筆（提出会社）の2018年12月31日時点での平均年間給与は747.4万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.6歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は19.7年となっています。

三菱鉛筆の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年12月31日時点で572名。単体で500人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

筆記具及び筆記具周辺商品事業：572名

また、連結の従業員数は3212名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

筆記具及び筆記具周辺商品事業：3122名

その他の事業：90名

過去5年の業績動向

三菱鉛筆（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると、2014年12月期の603億円から2017年12月期の672億円まで増収が続きましたが、2018年12月期は624億円となっています。

また、経常利益については、2014年12月期は112億円、2015年12月期は123億円、2016年12月期は99億円、2017年12月期は123億円、2018年12月期は92億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2014年12月期は71億円、2015年12月期は74億円、2016年12月期は61億円、2017年12月期は83億円、2018年12月期は57億円となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。