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「叱らない子育て」が増えている!? 迷惑する周りの親と子ども

LIMO / 2019年5月5日 11時0分

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「叱らない子育て」が増えている!? 迷惑する周りの親と子ども

子どもの頃を振り返ると、周りの大人によく怒られた思い出が浮かぶ人も多いのではないのでしょうか。その一方、最近では「叱らない子育て」を実践しているママも存在しているようです。

それにより、周囲が迷惑しているケースも少なくありません。一体どのような状況なのか、詳しくみてみましょう。

迷惑する周りの親と子ども

「叱らない子育て」自体には意見が分かれているものの、「この育児方針のせいでモヤモヤした」という声も耳にします。実際に「叱らない子育て」をしている親子を目の当たりにした方々から、当時の状況をうかがいました。

・「仲よくしているママ友の1人が、叱らない子育てをしています。そのせいか、その子がかなりワガママ放題なんです。周りのおもちゃを独占したり、相手の子を平気で叩いたり。それなのに、ママは『あらあら。いい子だから、ごめんなさいしましょうね』とほほ笑むだけ…。こういう場面では、しっかり怒るべきなのでは?」

・「子どもが通っている幼稚園に、叱らない育児をしているママがいます。保護者懇談会で『うちの子は、叱ると委縮して傷ついてしまうタイプ。先生たちも配慮してください』と言っていました。しかし、その子は暴力的な子で、周りの子をつねったり叩いたりするんです。ほかのママから抗議されても対応せず、ママは涼しい顔をしていますよ…。私はこの光景を見て、叱らない育児反対派になりました」

よその教育方針には口が出しづらい現実

もしよその子の行動にモヤモヤしてしまったら、あなたはどうしますか?どんなに注意したくても、「よその教育方針に口を出すのはちょっと…」とためらう方も多いのではないでしょうか。

実際に「よその子にモヤモヤする現場」に遭遇したママたちに、どのような対応をしているのかをうかがいました。

叱る派

・「うちの家に来るなら、うちのルールに従ってほしいですから。口調に気をつけながら、ダメなことはダメだとしっかり伝えていますよ」

・「自分の親よりほかのママに叱られたほうが、子どもの心に響きますよね。なので、ママ友と『お互い遠慮なく注意しよう』と約束しています」

叱らない派

・「以前、よその子を叱ったら『子どもから聞いたけど、うちの子を叱ったの?』とママ友とトラブルに。それ以来、なにがあっても注意していません」

・「注意していた時期はありましたが、『よその子を叱るのは、その親の育児を否定している』と聞いて考えが変わりました。相手のママを傷つけないためにも、今は叱らないようにしています」

「よその子を叱りにくい」という考えの背景には、「相手のママの存在」があるようです。トラブルを防ぐためにも、相手のママの考え方を考慮した対応をしておくようにしましょう。

しつけの考え方

「しつけのために厳しく叱るべき」と考える方もいるかもしれませんが、「厳しければいい」とも言い切れません。児童精神科医の佐々木正美氏は、「強制の強すぎるしつけは、自律をさまたげる」(『子どもへのまなざし』福音館書店)とも述べています。

勉強やスポーツ、仕事などさまざまな場面では、自分を律する「自律心」が重要になります。しかし、厳しいしつけによって他人にコントロールされるのは「他律」。自律を促すためには、「子どもができるようになるのを待っていてあげる」視点が求められるでしょう。

まとめ

こだわりの教育方針のもとで育児をしているママに、「それはおかしい」と指摘するのも気が引けてしまいますよね。実際に注意してトラブルになったママもいることから、子育ての考えが合わない人とは距離を置いたほうが無難かもしれません。また、「うちの子には遠慮なく叱ってね」というママ以外は、少し様子をみておきましょう。

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