早めに始める「老後資金づくり」、最初にやるべき4つのこと

LIMO / 2019年5月5日 11時45分

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早めに始める「老後資金づくり」、最初にやるべき4つのこと

若いうちは、まだまだ定年まで時間があるので老後資金づくりと言われてもあまりピンと来ないかもしれませんね。もしくは、大事だとはわかっていながらも、手掛かりがなくて後回しにしている場合もあるのではないでしょうか。

しかし、どんなに後回しにしても誰も教えてくれることはありませんし、何か画期的な方法が見つかるわけでもありません。結局は自分でしっかり調べ、自分で考えることが大事なのです。そこで今回は、早いうちから始める老後資金づくりの最初のステップについてご紹介します。

理想の老後の生活をイメージしてみよう

理想とする老後の生活を具体的にイメージしてみることはとても重要なことです。自分が思い描く老後の生活がはっきりしていないと、どのくらいお金を貯めたらいいか見当がつけられないからです。

老後のこととはいえ、結婚するのかしないのか、何人子どもを持つのか、どこに住むのか、日本で過ごすのか海外で過ごすのか、賃貸なのか持ち家なのか、退職金があるのかないのか、どういう業種で何歳まで働くのかなどが関係してきますから、これからの人生について改めて考えてみるつもりで臨みましょう。

独身で社会人歴が浅い場合は、まだ見通しが立ちづらいかもしれません。しかしその一方で、これからの人生を自分の力でデザインしていくことができるということでもあります。自分が目指す理想の老後の生活に向けて、今から準備を進めましょう。

たとえば筆者の友人には、老後にもう一度大学に通い直したいという人がいます。勉強が好きだったけれど、実家にそれほど経済的な余裕がなく、奨学金で一人暮らしのお金と学費を出していかなければならない状態だったために、学生時代はアルバイトばかりしていたというのです。それならばそのためのお金が必要ですよね。それも考慮して老後の生活資金を考えなくてはなりません。

また、将来は海外で暮らしたいという人もいます。その人はより具体的に、30歳で会社の制度を使って海外に留学し、海外の生活に慣れてその後海外支社へ異動、リタイアするまで海外で働いてそのまま永住したいと言っていました。ここまで細かく考えている人はあまり多くないと思いますが、こうした具体的な見通しがあるとお金も貯めやすいですしモチベーションも維持しやすいですよね。

自分の人生を1つの年表にまとめてみる

理想の老後の生活を考えたら、それを1つの年表にまとめてみてください。〇歳で~する、というのを箇条書きにしていくのです。28歳で結婚する、30歳で第一子が生まれる、32歳で第2子が生まれる、35歳でマイホームを購入する、という感じですね。それと同時に必要となるであろう金額を書き出していきます。すると、人生で必要となるお金が、あくまで概算ですが見えてくるはずです。

ただ、まだ老後まで先が長いうちはちょっと挫折しかけてしまうことがあるかもしれません。と言うのは、結婚や子どもの誕生、マイホームやマイカーの購入など、大きな出費があまりにも多いからです。せっかく貯めたお金が1つのライフイベントのためになくなって、また貯めたら次のライフイベントでなくなって、という繰り返しになってしまうのです。ですから、最初は長い目で見てペース配分を考えることが大事です。

自分で作った年表が頭に入っていれば、マイホームを購入したから今は貯金がほとんどなくなったけれど、まだ定年まで30年あるから大丈夫とか、子どもが社会人になった今からが貯め時だな、というようなことが俯瞰的に見えてきますよね。焦らずじっくり資産形成に取り組むことができますし、ペース配分も見えるので「今が頑張り時」とか「今は焦らなくていい」と、自分の出費と貯金をコントロールしやすくなります。

iDeCoと投資信託、株と貯金について調べてみる

資産形成にはいくつかの方法があります。貯金するのもいいですし、投資をするという選択肢もあります。若いうちならまだ先は長いので、ある程度のリスクが取れるという点においては投資もアリですが、こればかりは人の性格によるところが大きいもの。貯金でも投資でも、自分に合っているほうを選択して老後資金づくりをしていいと思います。

しかし、自分は絶対貯金しかしないからといって、投資のことを何ひとつわからないままでいるのはオススメできません。視野が狭くなり、いざというときの選択肢が限られてしまいます。

また、新しい知識を吸収するのなら、時間に余裕があり、脳がまだ若くて覚えも早い時に社会勉強だと思って色々なことを学んでおいて損はないでしょう。年齢が上がってから投資信託ってどういうもの?というのでは、ちょっと恥ずかしいですよね。

老後資金を貯めるときに知っておいてほしいのは、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)です。これは国の制度で、節税効果の恩恵を受けながら老後の資産形成ができるものです。この制度のことだけでもちゃんと知っておくと、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やつみたてNISAなど他の制度のことも頭に入りやすく、世間話に付き合うくらいはできるようになるはずです。

また、株や投資信託の大まかな仕組みも知っておくといいでしょう。上司などには投資をしているという人もいるでしょうから、簡単な話ができるくらいの知識はあったほうがいいですし、基本的な知識を身につければお金に強くなります。経済の動きにも興味が湧きますし、「これってこういうことだったんだ」と、経済ニュースがより身近に感じられるはずですよ。

貯金についても、今の利率がどれくらいなのかは言えるようにしておきましょう。教養としての株、投資信託、iDeCoなどについて早いうちに学んでおくことに損はありません。

自分の性格とお金の付き合い方を知っておく

人間、生きている間はずっとお金との付き合いが続くものです。しかし、年を取っても「お金との付き合いが苦手」「お金のことは難しくてよくわからない」と言ってしまう人もたくさんいます。そう思うのはお金と向き合うことをしてこなかったからですが、それではお金が貯まるはずがありません。

お金との付き合い方は、人によってベストな方法が違うと思います。性格の問題があるからです。お金が貯まらない理由が人それぞれであるように、その解決策も人それぞれなのです。あるだけ使ってしまうタイプなのか、そもそも収入が少ないのか……。

目標値が具体的に決まっていれば頑張れるという人もいますし、毎日コツコツ決まった金額を財布から貯金箱に入れるという貯金方法が合っているという人もいます。自分にとってベストなお金の付き合い方を知っておくことはその後の資産形成に大きくかかわってきます。

お金との付き合い方を知るうえで、自分が苦手なこと、得意なこと、こだわりたいこと、こだわりがあまりないこと、お金のことをどう思っているのか、お金とどう付き合っていきたいのかなどをしっかり考えてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。早いうちにお金との付き合い方を確立できると、その後の生活がかなりラクになることと思います。責任のある仕事を任されるようになったり、結婚して子どもができれば、自分のことに構っている時間などほとんどなくなります。そうなる前に、ぜひ一度自分の資産形成と向き合ってみてはいかがでしょうか。

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