キャラ弁じゃないとかわいそう?ママ友のうんざり子育て論
LIMO / 2019年6月21日 11時45分
キャラ弁じゃないとかわいそう?ママ友のうんざり子育て論
幼稚園に入園した途端、「手提げやランチョンマットなどを作ってきてください」と依頼された経験はありませんか?入園時に渡される書類に型紙が入っていることもあり、裁縫が苦手な方は思わず頭を抱えてしまうでしょう。
ようやく入園グッズを揃えられたと思いきや、今度はお弁当作りに悩まされるケースも珍しくありません。参考程度にネットで検索すると、ハイクオリティなお弁当がズラリ…なんてことも。このような状況に、「手の込んだお弁当こそ愛情がつまっている」と思い込んでしまうママもいるのではないでしょうか。
そこで今回は、お弁当をはじめとする「愛情の基準」を考えてみましょう。
「愛情のこもったお弁当」とは
最近では、お弁当作りに力を注いでいるママをよく目にします。子どもの好きなキャラクターをモチーフにした「キャラ弁」や、食材をうまく利用してデコレーションした「デコ弁」など、そのクオリティはかなりのもの。お弁当を食べる子どもたちも、さぞ嬉しいことでしょう。
しかし、どのママもそのようなお弁当を用意できるとは限りません。ごく普通の見た目のお弁当しか用意できないママもたくさんいることでしょう。そんなとき、「キャラ弁やデコ弁でないと罪悪感に襲われる」という声を耳にします。
ここで大切なのは、「どんなお弁当にも愛情がつまっている」という点です。たとえキャラ弁やデコ弁でなくとも、子どもの好きな食べ物を用意したり、栄養に配慮した食材を使用したりと、ママたちの愛情がたっぷりつまっていることに変わりはありません。
「時間をかけているから」「見た目が可愛いから」という理由だけが愛情を左右するのではない、と頭に入れておきましょう。
お弁当以外も同じこと
「愛情」にまつわる内容は、お弁当以外にも同じことがいえます。たとえば、手提げや巾着などの通園グッズ。手作りを用意する家庭もありますが、必ずしもハンドメイドでなければならないという決まりはありません。
たとえ既製品でも、子どもの喜ぶ顔を思い浮かべながら選んだものなら愛情がつまっているはず。「手作りじゃないから」と後ろめたい気持ちになる必要はありませんよ。
ママ友が主張する「愛情」とは
世の中には、自分の子育て論を押し付けてくるママも存在するようです。そのようなママに遭遇した実体験を集めてみました。
・「ひらがなに興味を持った息子を見て、ママ友が『早い時期から文字を覚えると、絵本を読んでも文字ばかり見てしまう。想像力が育たないから、今すぐやめるべき』と熱弁されました」
・「親子遠足の日、娘のお弁当に入っていたウインナーを見て、ママ友が『遠足の日ぐらい、手の込んだものを入れてあげなさいよ』と言ってきました。『かわいそう』『食の楽しみを分かってもらわないと』とあれこれ言われ、うんざりです」
・「『うちの子が、あなたの子のお弁当をかわいそうって言っていたわよ』『キャラクターのお弁当を作ってあげたら?』と告げられました。そんな話を、家庭内で勝手にしていたなんて…放っておいてほしいです」
このような理想の押し付けは、いちいち真に受けずに聞き流しておきましょう。あまりにしつこい場合は、そのママ友と距離をとるのも選択肢のひとつです。相手の基準に合わせず、自分の育児に自信を持つようにしましょう。
ママの笑顔が一番の愛情表現
そもそも愛情を物で表現することだけが、子どもへ愛を伝える方法なのでしょうか。いつも何かに急かされて余裕のないママといるよりも、ちょっと余裕があって笑顔が多いママと一緒にいる方が子どもは嬉しいはずです。
どんな子どももママが大好き。とくに笑顔のママが大好きなはずです。ときには、冷凍食品や既製品の手を借りるのもいいでしょう。自分が苦痛にならない範囲内で、お弁当作りや通園グッズなどを用意してみてくださいね。
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