頭の良い子を育てる「待つ」「褒める」「肯定する」目からウロコの3つの神器!
LIMO / 2019年6月22日 19時45分
頭の良い子を育てる「待つ」「褒める」「肯定する」目からウロコの3つの神器!
親が勉強しろと言わなくても勉強を自主的にする子をどうすれば育てることが出来るのでしょうか。あるいは親の学歴が低くても子供が賢くなる育て方はあるのでしょうか。そうい子供を育てる家庭の共通点とは何か。それを簡単に出来るようになる方法とは何か。
そして社会から求められる人材となり、幸せに暮らして欲しいという親の願いを子供に届けるにはどうしたら良いのでしょうか。昔から言われている「待つ」、「褒める」、「肯定する」の3点の実践の他に、あと何をプラスすればよいのでしょうか。
■とりあえず「待つ」、「褒める」、「肯定する」の3点をやってみませんか
親としては子供のやる気にスイッチが入るのを「待てない」ことに端を発し、ケンカになるケースはよくある話です。しかし子どもにも飛ぶタイミングがあるので、親は声掛け誘導を上手にしながら「待つ」ことも大切だとう自覚が無いと子育ては最初の段階でアウトになります。
人は何歳になっても人から褒められたいという欲求があります。褒められると嬉しくなりやる気も出ます。子供なら余計にも純粋なので「褒め言葉」に弱いのは当然です。褒められるというそれだけのやり取りでも、子供に取っては自分の存在意義を見つけ自己を肯定するようになるそうです。
3つの共通点は何よりも「親子間のコミュニケーションが良好」ということが条件になるようです。このことをわかりやすく解説しているのが東北大学加齢医学研究所長の川島隆太教授です(プレジデントFamily2017秋号の特集)。川島教授はその中で「東大生179人の小学生時代」を調査したそうです。
教授はその中で子供が親に話をしっかり聞いてもらっていることを上げています。家族のコミュニケーションがきちんと取れている家庭は、親と子の愛着関係が高まり、それが子供の精神状態を安定させる効果があるで、その結果こうした子供は家で安心して暮らせるので落ち着いて勉強に取り組めるのだそうです。親子のコミュニケーションがとれてる子は探求心といった学習意欲も高まるので自主的な学習習慣にもつながると言うわけです。
■小学生以下のお子さんには「ハグ」での愛情表現は必須
これを中学生の子にしたのでは嫌がられますが、学生以下の子をお持ちの親御さんには是非推奨します。なぜならハグは愛情表現でもあり良好なコミュニケーションでもあるからです。この行為は決して子供を甘やかすのではなく、むしろ甘えさせることで親の愛情を子どもに伝える行為だからです。
この「ハグ」の効果は子供の精神を安定させるのは勿論ですが、集中力や好奇心を養うことにも繋がるそうなので、「頭のいい子」に育てる重要な共通する部分が高いのだそうです。しかしこの「ハグ」は抱きしめたから効果があるわけではなく、親の勝手なタイミングで「ハグ」して上げてもその行為は子供には届いていない場合があります。
子供にしてみれば、今強く抱きしめて欲しい瞬間というのがあるのです。特に共働きの両親の場合は保育園に預けて仕事をしていますので、いくら保育士さんが愛情を込めて「ハグ」をしてあげてもその効果は親には敵わないようです。たかが「ハグ」ですが子供がして欲しいタイミングの「ハグ」を心がける事は、絶対が付くほど重要な事であり多くの子育てプロの論を待つまでもないと思います。
■頭の良い子を育てる誰でも実践できる方法
まず人間の脳内にはドーパミンという神経伝達物質があるそうです。この分泌により「楽しい」とか「うれしい」とか「気持ちがよい」と言った感情が生まれるそうです。これらの感情は記憶を司る「海馬」という場所で記憶されます。
この記憶こそが「楽しい」「嬉しい」「気持ち良い」といった記憶が、またしたいという欲求を引き出してくれるので、その欲求を満たすために頑張るという「やる気」につながるのだそうです。
最初にも書きましたが「褒める」ことの重要性は、このドーパミンの分泌を促すことで、子供が「頑張ろう」という気持ちを生み出す元だったのです。そう伸べているのは脳科学の権威で京都大学名誉教授でもある久保田競先生の言葉です。
このドーパミンは、とにかく「遊んでいるときでも」出ますし「趣味に没頭している」ときも「褒められたとき」も沢山分泌されるそうです。なので子どもの「やる気」を引き出すには「褒める」ことが大切だった。という根拠が実はここにあったわけです。
■家庭内で身につける3つの神器とは
実は東大生が一番突出していたのは「集中力」だそうです。小学生は30分程度が限界だそうですが東大合格の人の子供時代は、30分~1時間集中できた子が7割もいたそうです。では集中力を身につけるにはどうするかですが、楽しみながら集中する習慣を身につけられるといった囲碁や将棋やオセロやチェスと言ったゲームを親子でするのはいいようです。
2つ目が「前向きさ」だそうです。自分を肯定的に捉え「自己評価」の高い人は、前向きに取り込む習慣が出来ておりますので、是非親が取り入れたい子供への習慣ではないでしょうか。そして最後は「挑戦」です。子供が持っている「こんなことをやってみたい」という挑戦意欲を、親が摘んでしまうのではなく、むしろ親が子供の気持ちを伸ばして上げるといった関わりを持つことが重要なポイントになるようです。ぜひ取り入れてみてください!
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