三井住友銀行の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.smfg.co.jp/investor/financial/yuho/h3103bchanki_pdf/h3103_00.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は都市銀行の一つである三井住友銀行です。

三井住友銀行の平均年間給与はいくらか

三井住友銀行（提出会社）の2019年3月31日時点での平均年間給与は820.3万円と800万円を超えています。また、従業員の平均年齢は36歳9ヶ月で30歳を上回っています。平均勤続年数は13年6ヶ月となっています。

三井住友銀行の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年3月31日時点で2万8482名。単体で2万8000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

ホールセール部門：5333名

リテール部門：1万4322名

国際部門：4849名

市場営業部門：536名

本社管理：3442名

また、連結の従業員数は5万8527名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

ホールセール部門：5724名

リテール部門：1万4798名

国際部門：2万8704名

市場営業部門：536名

本社管理：8765名

過去5年の業績動向

三井住友銀行（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、連結経常収益ですが、過去5年をみると、2015年3月期の3兆1994億円から2017年3月期の3兆144億円まで減収が続きましたが、その後は増収傾向にあり、2019年3月期には3兆3698億円となっています。

また、連結経常利益については、2015年3月期の1兆1989億円から2017年3月期の8294億円まで減益が継続しましたが、その後は2018年3月期は9327億円、2019年3月期は8945億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の7369億円から2017年3月期の5431億円まで減益が続きましたが、その後は2018年3月期は6275億円、2019年3月期は6174億円となっています。

※三井住友銀行の2018年3月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/6989）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。