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子どものお小遣いはどうすべき?年代別「平均額」と「渡し方」を合わせて学ぼう

LIMO / 2019年7月29日 11時0分

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子どものお小遣いはどうすべき?年代別「平均額」と「渡し方」を合わせて学ぼう

夫婦のお小遣いが家庭によって異なるのと同様に、子どもに与えるお小遣いの金額にも差があります。とくに子どもの場合は年齢への配慮も必要なため、今の状況にあった金額を判断するのは難しいでしょう。

そこで今回は、子どものお小遣い事情をお伝えします!金額だけでなく、渡し方もあわせて学びましょう。

各年代のお小遣いの相場

まずは、周りの家庭はどのくらいのお小遣いを渡しているのかをみてみましょう。2015年度の金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(http://https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/kodomo_chosa/2015/pdf/onegai2015.pdf)」(第3回)の結果、子どものお小遣いの平均額(月1回の場合)は以下の通りとなりました。

・小学校低学年 1,004円(中央値500円)
・小学校中学年 864円(中央値500円)
・小学校高学年1,085円(中央値1,000円)
・中学生2,536円(中央値2,000円)
・高校生5,114円(中央値5,000円)。

中央値をみてみると、学年が上がるにつれて金額もアップしていきます。高校生になると毎月5,000円ほどを渡す家庭が多くなるため、家計からうまく捻出する必要がありそうです。

お小遣いはどうやって渡している?

続いては、お小遣いの渡し方についてもみてみましょう。お手伝いをしたとき、誕生日やクリスマスなどのとき、本人から請求されたときなど、お小遣いを渡すタイミングを決めている家庭も多いはず。先ほどの調査の結果、それぞれの年代へのお小遣いの渡し方は以下のようになりました。

小学校低学年

月に1回定額を渡す…13.4%
ときどき渡す…57.3%

小学校中学年

月に1回定額を渡す…32.1%
ときどき渡す…47.8%

小学校高学年

月に1回定額を渡す…45.0%
ときどき渡す…38.8%

最初から毎月決まった金額を渡すのではなく、年齢がある程度上がってから定額制を始める家庭が多いようです。本人の管理力も問われるため、親が「もうそろそろ大丈夫だな」と感じたらルールを変更するケースが多いのでしょう。

子供の成長を促すお小遣いの渡し方

毎月決まった金額を渡す方法だと、親は家計の管理もしやすく、子どもにとっても分かりやすいでしょう。毎月のお小遣いの金額と比較し、「あれは貯金をしないと買えない」「つい欲しいものを買ってしまった」と学ぶきっかけにもなります。それにより、お金の価値を感じられる、世の中のシステムを知る、貯金の意味を学べるなど、さまざまなメリットが得られるでしょう。

その一方、お手伝いに対する報酬制と比べ「何もしなくてもお金が手に入る」と感じやすくなるデメリットもあります。悪くいえば、サラリーマンのような感覚に陥りやすくなるでしょう。

そこで、子どもが高校生くらいに成長したら「これから先のお小遣いをまとめて渡す」という選択肢もあります。投資で増やしてうまく運用してもいいし、反対に浪費して後悔するのもいいでしょう。投資への意欲を育むだけでなく、お金に対する責任の大きさも学べるはずです。

万が一使い切ってしまっても、約束通り「もう今後のお小遣いは与えた。あとは金欠状態で学生生活を過ごしなさい」と告げるだけ。高校生に大金をまとめて渡すのは勇気が必要ですが、そこから学べるものは非常に大きいといえるでしょう。

まとめ

お小遣いというシステムは、子どもの金銭管理やお金に対する考えを育てられる、大切な役割を担っています。金額はもちろん、渡し方によっても育つ力は異なってくるでしょう。

なかには「努力しなくてもお金をもらえると思われたくない」「お手伝いは当然のこと。それに報酬を与えるのはちょっと違う」と感じる方もいるかもしれません。定額制や報酬制などのメリット・デメリットを踏またうえで、親の考えに基づくルールを考えてみてくださいね。

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